個人的評価★4
アニメやマンガにおける爆発はなぜ起きるのか。
鉄を簡単に切り裂く硬い物質はどうやって作っているのか。
精神攻撃や催眠ガスはどういう原理で……
などなど、ありとあらゆる中二病バトルの根源には化学反応がありますよね。
多分化学好きな人なら一度はこういうこと考えてたと思うんですよね。
今キミらの夢が目の前に実現してる。
しかも、元素使いというだけでなく、ポテンシャルを活かすべく「(肉体的には)不死身の吸血鬼」っていう設定が付加されているので、爆発しまくり、刃で刺しまくりのド派手なバトルやり放題。
もうとにかく読んでて凄い楽しい。
「ワールドトリガー」もトリオン体って設定を導入することで、ガチの戦闘を描くことに成功しているけれど、こちらはより生々しい感じ。
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「無敵の吸血鬼」たち、この作品では銀だけが唯一の弱点。
そして、主人公は銅族元素の使い手。もし成長すれば銀使いになりうる存在。
ここに主人公を巡って争いが生じるわけですね。
主人公は吸血鬼ではない生身の女の子なので、ヒロイン度が非常に高くなるのもグッドです。
他にも、吸血鬼と人間の混血(ダンピール)問題、吸血鬼による人間支配の統治構造など舞台設計がよく出来てるし、元素使いの戦いの描写もドハデで面白いしめっちゃオススメです。
私は、自分が死なないことを当たり前にしていた。
だから何も変えられないのか。
私たちは必死になることも、命を使うことも出来ないのだ。
人間は必ず死ぬ。だから必死になにかを「創造」してそれを次の世代に託す。
世界を変えるために。なんて皮肉なんだろう。
信頼も友情も、愛も強さも、全て死が前提だなんて。
今、わかったわ。あなたは私達の希望なのね……
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ついでに「ヴァムピール」の連載再開がみたいですうううううう!