”「若者応援おじさん」に気をつけろ”  - 頭の上にミカンをのせる

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”「若者応援おじさん」に気をつけろ” 

2月7日追記
いま2月4日の謝罪文の魚拓読みました。これはアカン。これはわたし基準でアウトです。私の基準は変わってませんが、判断は変えざるを得ません。手のひら返しになり恥ずかしいですが、このサービスを存続させるのは無理だと思います。もっとちゃんと調べてから書けばよかった。まさかここまで酷いとは想像を超えていた。





青春基地

私ども「青春基地」事務局の度重なる不適切な対応を重く受け止め、無期限休止させていただきます

悲しい。なぜこうなるのだ。



はてなでは批判的な意見が強いですが、私は青春基地および石黒さんのことは応援してます。

「カタリバ」もサポーター登録してるし「b-lab!」も応援したいと思ってる。この取組すごくいいと思ってるし今後も応援したいという気持ちは変わらない。一回の失敗くらいでやめにしないで欲しい。 


でも、だからこそ、後付になるけれどこの言葉大事だと思う。

http://phoenix-wind.com/ranking/vote/vote_chihayafuru_ranking.php

やりたいことを思いっきりやるためにはやりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ

私みたいにただ遠くから見てるだけで実際に行動してない人間がいうのはおこがましいけれど、やっぱりちゃんとして欲しかった。

取り組みそれ自体が悪いわけじゃなかった。取り組み方に問題があった。

SFCすずかんゼミ発 中高生向けウェブメディア「青春基地」がスタート | SFC CLIP

「中高生が自分のやりたいことをやれるように」

「彼女はやりたいと思えば何でもできると狂ったぐらい信じている」

これ自体は本当にすごくいいことだと思う。 


ただ、このあたりからちょっと怪しい。

青春基地では企画、依頼から、取材、執筆、発信までを中高生自身が行う。

「カタリバ」や「b-b-lab」はファシリテーターのもとでクローズドな場所で意見を出しあうことが出来る場所だ。そういう場では出来る限り自主性に任せるのが良いというのはわかる。

これに対して、ネットに直接メディアとして発信していく場合、何かしらリードは必要なんじゃないのか……。

これって端的に「はるかぜちゃん」や「そらの」、「青木大和」と同じことの繰り返しじゃないのかな、と。いままでさんざんそういうリスクをやらかす人がいた。上手くいってるあいだはいいんだけどすぐに潰れてしまう。

私は自分が大学生のころにブログやってなくてよかったと思ってるし「若いものの意見はそれだけで素晴らしい」みたいな考えは全く持ってない。

情報発信するなら、それをメディアとして運営するなら、やはりそれなりにやるべきことがある。

「やりたいことを思いっきりやるためにはやりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ」

それを全部中学生高校生がやるのか、できるのか、というところはちゃんと考えないと行けないんだろうなと思う。

こんな未熟というか無防備な状態で実名で公表させていたのはヤバイだろうと思う。てっきり監修や編集はしっかり面倒見てるのかと思ってたからびっくりした。


問題が起きた後に一番大事なのは、問題が起きた後の対応だと思う。何が問題か受け止められれば修正できる話だったが……

でも、こういうことはちゃんと受け止めて修正することは十分できたことだと思う。

運営側が問題を意識して対策を講じられるならむしろ応援したいという人はたくさんいたと思う。

でも謝罪文を見た時、あ、これはやばいな、と思った。

昔こういう記事書いたことがあるのだけれど

http://megalodon.jp/2011-0308-0207-06/anond.hatelabo.jp/20110307135746

今回の件、確実にソラノート事件と同じ流れだと感じた。

石黒さんは今回何が問題だったのかちゃんと理解できていないし、理解しようとしてないように見える。

“パクツイ”アカウントインタビュー掲載『青春基地』 今すぐ閉鎖すべき理由(追記あり)(ふじいりょう) - 個人 - Yahoo!ニュース

危険な取材をさせたという自覚がなく、釈明にも聞き手の高校生を前面に立たせたというのは許しがたい。代表の石黒氏も大学生というが、フラットなウェブ空間に置いてメディアを運営した以上は「まだ若いから」というのは通用しない。

やらかしたことそれ自体よりも、その後の応答が非常にまずかったと感じる。





「若者応援おじさん」に気をつけろ!

一番問題だと思うのは鈴木寛教授ですね。あかんでしょこれは。

鈴木教授によると、石黒さんは欠点や問題がなさすぎで、それはまだ思い切って自分のやりたいことをやっていない証拠だという

もっと自己抑制をなくし、迷惑を周囲にかけるべきだと石黒さんにアドバイス。「迷惑をかけたら、その分成果を出してお返ししないといけないと思うようになる。そうすると簡単にはプロジェクトをやめられなくなる」と鈴木教授。

ここ煽ったならなら、いざというときにプロジェクトをやめないですむように助言できたしやるべきだったのでは。

まさかここまで言っておいて、相談しに言ったら「やめるべき」という話にしてしまったのかな?

このままだと、完全に無責任に煽っただけだと思う。それはダメでしょう。このままでは「若者応援大好きおじさん」になってしまう。

人はなぜ慶應に「宇宙人」を期待してしまうのか 三田祭と青木大和問題で考えたこと : 陽平ドットコム〜試みの水平線〜

「若者応援おじさん」に気をつけろ。彼らは若者を応援するふりをして、ハシゴをはずす。応援している風なのがセルフブランディングに使われている。

私はずっととある若者については本気で応援するつもりであえてちやほやしない方針をずっと貫いてきたけれど、はてなの人は甘やかさない代わりに叩き潰そうとしないところがいいよね。私も「ちゃんと応答してくれる人」であればどんなことでも自由に言ってもらえばと思います。 ただし一行煽り書いて書いたら消す増田とはてブ、てめーらはダメだ。


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タイトルはムカつくけど無茶苦茶いい本です。