【第58回大阪府菓子技術コンテスト】マジパン細工〈学生部門〉、一菓一選〈学生部門〉にて1位をW受賞|辻調グループ - 食のプロを育てる学校

NEWS

辻調グループからのお知らせ

ブログ

【第58回大阪府菓子技術コンテスト】マジパン細工〈学生部門〉、一菓一選〈学生部門〉にて1位をW受賞

受賞のお知らせ

2024.11.22

2024年11月7日(木)、大阪府洋菓子協会が主催する【第58回大阪府菓子技術コンテスト】が大阪ガスショールーム ハグミュージアムにておこなわれ、「マジパン細工〈学生部門〉」「一菓一選〈学生部門〉」において、辻調理師専門学校の学生が優秀な成績をおさめました。

本コンテストは、大阪府下の菓子業界発展と従業員の技術力向上を目的として実施されるものです。年に一度、製菓業従事者(個人店、ホテル、製菓学校など)が部門ごとに技術を競います。本校からは23名が出場し、1位を含む計6名が入賞しました。

KIM SUJEONG(キム・スジョン)さん(辻調理師専門学校 製菓技術マネジメント学科2年生)が下記2部門において1位W受賞を達成しました!

【洋6部】〈学生部門〉マジパン細工
《1位 大阪食品衛生協会会長賞》

●作品タイトル「Welcome to Wonderland」●

●作品解説●
コンセプトは「不思議の国のアリス」です。ストーリーがあると見る側もつくる側も楽しいと思い、誰もが知っているアリスをテーマにしました。昨年はクリスマスがテーマと決められており、赤や緑など連想できる色が少なく難しいと感じていたので、今年は複数の色を使えるようなテーマにしました。
昨年出場した際に、審査員の方から「人形が上を見るように」「人形の動きが感じられにくい」とコメントをいただいたので、人形が走ったり木に落ちたりと、動きが出るように意識しました。横から見ても後ろから見ても綺麗に見えるよう、細かい部分までデザインにはこだわりました。

【和4部】〈学生部門〉一菓一選
《1位 審査員特別賞》

●作品タイトル「秋 相思華」●

●作品解説●
練切には様々な技術がありますが、針を使う「針切り」に挑戦しました。花を表現するのが綺麗だと思い、テーマを「彼岸花」にしました。母国の韓国では、彼岸花を「相思華(そうしばな)」と言い、「また会う日を待ちます」を意味します。
彼岸花がたくさん咲いている風景を表現したいと思い、赤と緑を中心に案を考えましたが、反対の色を綺麗に見せるために白を入れてグラデーションをつけました。
先生方にもアドバイスをいただきながら、様々な形を試行錯誤し、今回の形にたどり着きました。



●W受賞のコメント●
元々は受賞が目的ではなく、海外で留学する中で様々なことを経験し、学びたいという気持ちからコンテストに参加しました。取り組む中で、韓国に帰ったときに、自分の頑張りを証明できる何かが欲しいと思ったことも頑張るモチベーションになりました。たくさんのコンクールに挑戦し、プレッシャーを感じる瞬間もありましたが、努力した結果が形になり嬉しく思います。
作品をつくる中で、何度も部品が壊れたり、気持ちが折れそうになったこともありましたが、何度もやり直す分練習ができている!と自分を励まし頑張りました。出来上がった作品を見たときはとても嬉しかったです。
今後コンテストに挑戦する後輩たちには、是非自分が本当につくりたいものに挑戦してほしいと思います。他の人からのアドバイスも必要ですが、自分の気持ちがないと頑張り切れません。自分のつくりたいものに自信を持って、最後までやり切ってほしいなと思います。