新婚生活は無垢の家から。未来に繋げる家のカタチ【伊達市】
家を建ててから1年が経った二人暮らしのご自宅へお邪魔しました。
家づくりに関して「後悔は一切ありません」というお二人は新婚のご夫婦です。
プロポーズ前から、デート代わりにオープンハウス周りをしていたお二人。
「本当に色々な家を見た」とおっしゃる通り、設計の段階ですでに「家」のあるべき姿を具体的にイメージされていたことが、家の至る場所から伝わってきました。
深い色の部屋と淡い色の部屋
まだまだ働き盛りのお二人。
お仕事の都合上、朝や昼に睡眠を取らなければいけないため、遮光性を重視した寝室を作られました。
寝室の壁は、一般的には白い落ち着いた色を選ばれる方が多いなか、お二人が選んだのは無垢の桐を暗めに塗った壁材、遮光カーテンを閉めれば擬似的に夜を作り出すことができます。
寝室の向いには寝室とは対照的な白い無垢材の扉。
こちらは白く淡い木材でできた明るい現在ゲストルームですが、将来生まれてくる子供のためにまっさらの無垢で作られていました。
壁の空きスペースには、共通の趣味のスノーボード
二階へあがる階段横の空きスペースにはスノーボードを保管兼ディスプレイ場所として活用。
スノーボーダーにとって大切なボードを倉庫に置きたくなかったことから考案されたとのこと。ボードのすぐ隣には、フィットネスマシーンやバランスボールが並んでいました。
一年中体づくりのためのモチベーションが維持できそうなスペースの活用法でした。
床暖がなくても暖かい床
苦労する方も少なくない薪ストーブのことが気になり「一冬越えてみて薪ストーブはどうでしたか?」という質問にも、元々アウトドア好きの旦那様にしてみると「まったく手間には感じない」とのこと。
就寝前に作る「熾火」(おきび)も完璧に使いこなし、朝起きても部屋は暖かいまま、20度程度の室温を保っているそうです。
土屋建設では、薪ストーブと一緒に暖房器具との併用をオススメする場合もありますが「暖房器具よりも家が暖まるのも一瞬です」と、さらに奥様は「家のなかでは季節を問わず裸足です」と冷え性で辛かった体質も、無垢のフローリング材で解消されたようです。
後付けのウッドデッキで広がる遊びかた
ご夫婦のこだわりは家以外の小物にも至ります。
秋刀魚専用の削り出しの長四角い七輪もその一つ。この日も旬の秋刀魚と庭で採れた野菜をご馳走になりました。
長く伸びるウッドデッキは家の建築後に追加で作ったもので、友人が遊びに来る頻度が増えたとのこと。
当たり前の家
「環境の問題から伊達以外で家を建てる気はまったくありませんでした。」とおっしゃっていたお二人。
奥様は岡山県に昔からある、焼杉の壁材など無垢の日本家屋育ちであること。旦那様はご自身の持病である喘息から無垢材で家を作ることに関して妥協の余地のないこと。
家への質問への答えはすべて、「こだわり」を語るという印象がなく、当たり前のことを淡々と話しているようでした。
お二人にとって無垢の家は「憧れの無垢の家」ではなく「当然の無垢の家」です。
未来に繋がる無垢の家
将来の子供部屋である白い無垢のゲストルームの他にも、一階には和室のゲストルームもありました。
ここはご年配が泊まられる時に、今後はご両親のため、さらにその先にはこの家でゆっくり年齢を重ねた自分たちのために。
ご自宅にお邪魔した時、二人で住むこの家はとても広い印象がありました。
それはこれから増える家族分のスペースでした。
「家」のさまざまなことを聞いて帰るころには、広く感じていたその印象は、無駄なスペースが見当たらない「これから」の家族にとってぴったりな「家」に変わっていました。