定年後の生活は伊達市から。第2の人生のカタチ
伊達ではじめた新生活
伊達に移り住んで3年が経つご夫婦の家にお邪魔しました。
お二人は、旦那様の退職を機に、土屋建設で薪ストーブのある無垢の家を建て、新しい人生をスタート。
第2の人生では「仕事」から「生活」へと主役を交代させる。その想いは家づくりにも大きく活かされ、日々の生活を満喫されているとのこと。
旦那様の落ち着く場所はこだわりの屋根裏部屋。
心地よい日が差し込む屋根裏部屋。
ここで趣味の囲碁をゆったりと打つことは至福の時間。
趣味の部屋は「男のロマン」ですが、碁盤に熱中する旦那さまを見ていると、少年時代の秘密基地と近い感覚なのかも知れないと思いました。
農園のような庭
ご夫婦で協力し手をかける家庭菜園。と、いっても農場主は奥様。
農園のような立派な庭で育つ見事な野菜は毎日の食卓にのぼります。
この日は、遠方から息子さん夫婦が訪れ、自家製野菜を使ってみんなバーベキューを楽しんでいらっしゃいました。
新たな空間が家族の会話を変える
バーベキューを楽しみながら、昔、家族でよくキャンプに出かけた話を聞かせてくれました。
その時と違うのは一緒に楽しめるお酒。
息子さん夫婦と話している様子は「親子の会話」というよりも、「たくさんの経験を積んだベテラン夫婦」と「これから家庭を築いていく若夫婦」との穏やかな交流会のようでした。
「住みやすさ」とは?
お二人が、新しい人生設計で大事にされたのは何よりも「住みやすさ」。
北海道のなかでも移住者の多い「北の湘南」と呼ばれる伊達市は、雪降ろしの要らない温暖な気候や、都市機能が中心に集まった「コンパクトシティ」という利便性が好まれています。
しかし、ご夫婦の生活のなかの「薪ストーブや家庭菜園」は、便利さの真逆にある手間のかかる機能です。
お二人のいう「住みやすさ」には、「便利さ」だけではなく「豊かさ」や「うるおい」が、込められていると改めて感じさせていただきました。