一般的な富士登山のシーズンは約2ヶ月。 近年は『7/1に山梨側、7/10に静岡側の登山道が開通し、両側とも9/10まで登山期間』が通例です。とはいえ、開通時期は残雪状況などに左右されるため、正式発表されるのは毎年6月頃です。
山開き直後の7月で気になるのが「いつ梅雨明けするか?」という点です。 富士山が含まれる関東甲信・東海地方の梅雨明けは例年7/21ごろです。 梅雨明け前は登山者もまだ少ないものの、一方で好天に恵まれずご来光が見られなかった...なんてことも。 ※ただし、2018年のように梅雨明けが非常に早い年は7月も狙い目となります。
梅雨明け以降は晴天率が上がりますが、登山者も増え、登山道や山小屋も混雑します。 調整が可能なら、お盆や土日祝日を避けたスケジュールををおすすめします。 週末でないと難しい場合は、山小屋やバスが取れなくなる場合もあります。お早めにご予約ください。
なお、シーズン終了間際の9月上旬は空気も澄んでくるので、意外と穴場です。 ただし年によってはかなり冷え込むこともあります。防寒対策は万全で臨みましょう。
装備品については、 How to 富士登山のページをご覧ください。
全て別行程となる為お勧めできません。山小屋をおまかせプランは山小屋が別々になる可能性が高いので、どちらかのプランに絞ってお申込みください。
ツアーにより異なりますが、基本は、行きと帰りでは違うバスにご乗車いただくことになりますので、車内に荷物を置いておくことは出来ません。ただし、車内に荷物を置いておけるツアーもございますので、プランごとにご確認下さい。(表記がない場合は、荷物置き不可)車内、荷物置き可の場合でもお荷物の管理はいたしかねますので、紛失、破損などの責任は負いかねます。
富士山の登山道は大きく分けて4つ、「吉田ルート(河口湖)ルート」「富士宮ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」です。 初心者向けという観点では、やはりツアー催行のある吉田ルートか富士宮ルートがよいでしょう。 特に、富士登山者のうち約6割が吉田ルート利用です。 人気の秘訣は「単に首都圏からアクセスが良い」こともありますが、 「山小屋が多い(= 売店やトイレ、荒天時の避難所が多い)」 「診療所も開設されているため、いざという時の安心感がある」 「最悪頂上まで行かずともご来光が見られる(※吉田ルートの場合)」 といった点で初心者の皆さんにおすすめ。
ツアー催行のない須走ルートと御殿場ルートはやや玄人向け。 砂地を走って下山する「砂走り」ができるのがこのルートですが、山小屋が少なく、登り始めの標高も低いため、富士登山経験者向けのルートです。