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大垪和西(おおはがにし)の棚田
大垪和西(おおはがにし)の棚田
新着情報
大垪和西棚田の基本情報
岡山県の中央部に位置する美咲町西部の大垪和地区。標高400mの山間地に、360度すり鉢状に約750枚の棚田が広がっています。1枚が5アール前後の比較的大きな水田が多く、場所によっては70~80段の段数を数えることができます。
瀬戸内地域でも最大規模の棚田で、平成11年7月26日に農林水産省から『日本の棚田百選』に認定されました。農林水産省が「日本の棚田百選」を選定した際に作成したパンフレットでは表紙を飾りました。
また、棚田地域の振興に関する取組を積極的に評価し、棚田地域の活性化や棚田の有する多面的な機能に対するより一層のご理解とご協力をいただくことを目的として、優良な棚田を農林水産省が認定する「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」に令和4年2月14日に選定されました。
●枚数:約750枚●耕作面積:約49.7ha●標高:315~465m●平均勾配:6分の1●法面構造:土坡+石積み●開発期限:江戸時代中期●水源:山水、滝谷池
棚田の役割
棚田とは傾斜度20分の1(約3度)以上で、1ha以上の水田の団地のことを言います。耕地が狭く、保全するには草刈り等の多大な労力が必要です。
しかし、棚田が持つ機能は、食糧生産機能のほか、国土・自然環境保全、農村の美しい原風景の形成機能など、多面的な役割があります。
大垪和西棚田には四季折々の景色が楽しめるスポットがある!
棚田の織りなす鎬模様が独特の曲線を描き、初夏の田植え、秋の黄金色に輝く風景や雲海、冬の雪景色など、四季を通じてさまざまな景観が撮影できるスポットがあります。
休日にはプロアマ問わずカメラマンの姿がよくみられ、夕陽に染まった棚田の景色は一枚の絵のようで、訪れる人たちを魅了してくれます。
大垪和西棚田はウォーキングや車での周遊もできる!
ビューポイントも多く、周遊コースも整備されています。車なら10分(大型車での周遊はお勧めいたしません)、徒歩なら約90分で一周できます。
大垪和西棚田では、地域の歴史や文化の説明と併せ、棚田をご案内するウォーキングガイドも承っています(要予約)。
ウォーキングガイドのお問い合わせ先
■美咲町棚田保存地区連絡協議会公認ガイド≪電話≫090-2860-5471(宮尾)
大垪和西棚田には心を癒す公園がある!
すり鉢状になっている棚田の”底”には、駐車場やトイレ完備の『大垪和西棚田公園』が整備されています。
公園から360度見渡せる棚田の眺めも格別です。お弁当を用意してのウォーキングも楽しめるほか、歩き疲れた身体を癒していただけます。
場所:岡山県久米郡美咲町大垪和西424(クリックすると地図が表示されます)
大垪和西棚田で育った食材を食す!
棚田のお米を食すならこれ!
山の湧き水と太陽の恵みをいっぱいに浴びて育った大垪和西の「棚田米」は、たまごかけごはんブームの先駆けとして全国的にも有名なたまごかけごはん専門店『食堂かめっち。』で提供中!西日本最大級の養鶏場で採れた新鮮な卵とのマッチングは絶妙で、定番の「黄福定食」を頼めば、550円でたまごかけごはんがいくらでも食べ放題!食べるときっと幸せな気持ちなれるでしょう!
食堂かめっち。
■所在地:岡山県久米郡美咲町原田2155 美咲町中央運動公園内
■電話:0868-66-1123【(株)美咲物産】
■営業時間:平 日9:00~15:00(Lo14:30)
土日祝9:00~16:00(Lo15:30)
■定休日:年末年始
棚田の『そば』を堪能するならこれ!
赤い花の咲く赤そば(高嶺ルビー)を栽培したことに因み、2003年12月に『紅そば亭』が誕生。わずか12席の小さなそば屋ですが、地元産のそば粉を使い、ひきたて・打ちたてのこだわりそばが堪能できます。団体(最大10名)でのそば打ち体験もできます。
棚田のそば屋「紅そば亭」
■所在地:岡山県久米郡美咲町境1371
■電話:0868-68-0661
■営業時間:11時~14時
■定休日:毎週火・水曜日、正月