<シリーズ 教えて!マイナ保険証>
「マイナ保険証」の利用をやめる登録解除が、10月28日から可能になります。厚生労働省が9日付で、都道府県や健康保険組合などに通知しました。
マイナ保険証は、これまでいったん登録すると解除できませんでした。解除すると、現行の健康保険証の新規発行が廃止される12月2日以降、代わりに「資格確認書」を受け取れます。
解除申請は、加入する健保(国民健康保険は自治体)が窓口になります。準備が整った健保から申請を受け付けます。
書面での申請が基本です。ただし、自治体によっては、マイナンバーカードの専用サイト「マイナポータル」で、オンラインによる申請を受け付けます。
詳しい手続きや、注意点をまとめました。(福岡範行)
追記 マイナ保険証の利用登録解除について、当初は、マイナポータルの標準的な機能の説明として「解除申請は、マイナンバーカードの専用サイト『マイナポータル』ではできません」と書いていました。
しかし、その後の取材で、自治体によっては独自に、マイナポータルでオンライン申請を受け付けるケースが判明しました。そのため、10月15日、記事の説明を変更しました。
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◆申請は加入する健康保険組合に書面で
Q 利用登録の解除とは何ですか。
A マイナンバーカードから、健康保険の資格情報のひも付けを解除して、保険証として使うことをやめることです。
マイナ保険証がなくても保険診療が受けられるように、12月2日以降は代わりに「資格確認書」を受け取れます。
Q 解除の手続きは、どうすればいいですか。
A 加入する健康保険の窓口に解除申請書を提出してください。
申請を受けて、健保の担当者がマイナ保険証の基幹システムに解除を依頼すると、翌月の月末に解除が反映されます。
◆登録のようにオンライン申請できる?
Q 利用登録は「マイナポータル」を使ってオンラインでもできました。解除もできるのですか。
A 基本は、加入する健保の窓口に書面で申請することになっています。
ただし、東京都東久留米市のように、解除を希望する人の利便性を考え、独自にマイナポータルで申請を受け付ける自治体もあります。
利用登録は、マイナポータルの標準的な機能にあるので、どの健康保険に入っている人でも手続きできました。解除は、加入している健保によって対応が変わります。詳しくは、加入する健保組合や自治体に、お問い合わせください。
Q なぜ利用登録と同じではないのですか?
A 厚労省は、資格確認書の交付漏れを防ぐため、書面で健保窓口に申請する仕組みにしたと説明しています。
Q 申請はいつからできますか。
A 健保によって異なります。健保の準備が整っていれば、10月28日よりも前に申請書を受け付けることもできます。
Q 申請書はどこで入手できるのですか。
A 加入する健保です。厚労省の様式例を基に、各健保がそれぞれ作成します。
Q 申請書には何を書くのですか。
A 氏名や被保険者番号などです。厚労省の様式例には「解除を...
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