生成AIを搭載した社内アプリを独自開発・利用開始 | ニュース | 東京ガス

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生成AIを搭載した社内アプリを独自開発・利用開始

~RAG技術搭載のチャットツールやOne to Oneマーケティング自動実行ツールを本格導入~

2024年10月10日
東京ガス株式会社

 東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたび、専門性の高い業務ニーズに特化した生成AI搭載の社内アプリ「AIGNIS」*1を独自開発し、利用を開始しました。最初の取り組みとして、入力した質問に対し、社内情報をもとに的確な回答を生成するRAG*2技術を活用したチャットツール「AIGNIS-chat」と、One to Oneマーケティング*3の自動実行ツール「AIGNIS-marketing」を本格導入しました。

  • 「AIGNIS-chat」 -RAG技術活用で問い合わせ対応に費やす時間を大幅削減-
    社内専門用語などにも対応可能なRAG技術を活用した生成AIチャットツールです。RAG技術により、業務ごとに蓄積した社内情報を参照し、従業員に対して的確な回答を生成します。
  • 「AIGNIS-marketing」*4 -お客さまに寄り添ったOne to Oneマーケティングを加速-
    多様な顧客属性に応じたマーケティング施策の立案から実行までの一連のプロセスを、効率的かつ効果的に実施するOne to Oneマーケティングの自動実行ツールです。さまざまな好みやライフスタイルを持つお客さまごとに最適な情報をお届けします。

 東京ガスグループは、2023年度より生成AIチャットツールをグループ内で展開*5しており、現在3,500名以上が活用しています。「AIGNIS」は、グループ内の既存ツール(チャットツール)ユーザを対象に展開し、順次拡大していく予定です。今後もさらなる機能拡充を図り、各種業務に導入することで、従業員の生産性向上や新たな価値創出を推進していきます。

<「AIGNIS」の利用イメージ>

<「AIGNIS-marketing」の利用画面イメージ>

 東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」で掲げる3つの挑戦(「CO2ネット・ゼロ」の移行をリード、「価値共創」のエコシステム構築、LNGバリューチェーンの変革)の達成に向け、DXによるお客さまへの継続的な価値提供と変化に強いスリムな企業体質の実現に取り組んでいます。生成AI等の最先端技術の活用により、ビジネスモデル・企業文化の変革を行い、さらなる生産性の向上や、さまざまなサービスの創出・提供を通じたお客さまの豊かな暮らしづくりに貢献していきます。

  • *1:
    「AIGNIS」(アイグニス)人工知能「AI」と炎を意味する「IGNIS」を掛け合わせた造語。
  • *2:
    Retrieval Augmented Generation。膨大な社内情報を活用することで、従来のチャットボットでは難しかった、より高度で的確な回答を可能にする技術。
  • *3:
    顧客ひとり一人のニーズや好みに基づいて、個別に最適な情報やサービスの提供を行うマーケティング活動。
  • *4:
    株式会社NTTデータと共同開発。株式会社NTTデータのプレスリリースはこちら
  • *5:
  • *6:
    施行実行機能は今後拡充予定。
  • *7:
    商品やサービスを利用するターゲットとなるお客さま像。
  • *8:
    お客さまが商品・サービスとの関わりの中でたどる一連のプロセスを視覚化したもの。
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