東北工業大学 学長渡邉 浩文

第39回を迎えた北海道科学大学と東北工業大学との総合定期戦は、科学技術を共有する私たちの精神とスポーツマンシップを象徴する重要なイベントです。スポーツは、単なる競技ではなく、友情と協力、そして努力の結晶を象徴するものです。これを通じて、学生同士の絆が深まり、両大学全体が一体となる機会となっています。
総合定期戦は、我々が日頃から大切にしている価値観を体現する場でもあります。競技においては勝利も重要ですが、その過程で培われる戦略やチームワーク、相手へのリスペクトこそが、真の意味での価値であると信じています。さらに、大学間の競い合いは、スポーツのみならず互いの学問の水準を高める契機ともなります。交流を通じて、新たな発見や友好の芽生えが期待できることでしょう。私たちは、この大会が皆様の将来への道を切り拓くきっかけとなることを願っています。
競技場での勝負だけでなく、フェアプレー精神を全面に押し出した大会を目指し、どの競技においても、最善を尽くし、礼儀正しく振る舞ってください。この精神こそが私たちの大学の誇りです。
最後に、総合定期戦が皆様にとって充実した思い出となり、学びと成長の機会となることを祈念しています。競技場に燃える情熱と、選手同士の友情を大切にしながら、素晴らしい大会を共に築き上げていきましょう。北海道科学大学と東北工業大学との良き伝統を継承していただきたいと思います。皆様の活躍とご健闘を心より期待しています。