グループビジョン
新グループビジョン設定の背景
当社グループは2017年に「Create Exciting Future」を2026年の企業像としたグループビジョン2026を発表しました。それから7年後である2024年においては、グループビジョン2026の当初設定期間の途上ではあるものの、中長期経営目標に対する進捗が良好であることと近年の社内外の大きな環境変化への適応から、長期目線での経営を改めて志向し、グループ全員が力を結集して理想の実現と持続的な企業価値向上に向かうため、10年先の目指すべき姿を新たなグループビジョンとして策定しました。
社会環境
テクノロジーの発展、SDGsの高まりを起点とした競争環境の不確実性の高まり
- 今後10年でビジネスモデルや産業構造、社会の在り方を変えうるポテンシャルを持つテクノロジーが、次々と実用段階に入る
- 社会課題解決が企業の至上命題化される中、これらテクノロジーを用いた多様なサービスが求められる
- 関連して異業種含めた様々なプレイヤーと共創・競合する機会が増加
社内環境
中長期経営目標に対する進捗は良好・外部環境変化を踏まえた新たな目標設定の必要性
- 中期経営計画(2021‐2023)目標は概ね過達
- グループビジョンで目標とした戦略ドメイン比率も予定通り進捗
- 様々な活動が萌芽、これらを土台に外部環境変化を踏まえた自社のポジショニングの再考と新たな目標設定が必要
グループビジョン2032
「社会に、多彩に、グローバルに」をテーマに、社会性と革新性を併せ持つ先進的なグローバルITグループとなることを目指します。社会課題解決に向けて、革新的な技術の積極採用や異業種能力を取り込みながら事業の多彩化とグローバル化を進め、ビジネスの革新と市場創造を実現します。
実現のための事業指針
未来への洞察力と課題解決力を備え、様々なプレイヤーの能力を統合し、
共創を主導するポジションを確保、社会の変革に不可欠な存在へ
- トップ企業との共創や市場を席捲するサービスの提供を通じて市場との対話を深め、顧客の真の課題に対する洞察力の獲得を目指します
- これまで培ってきた統合力をさらに異業種連携など未来に合わせたものに拡張し課題解決の手段を拡充、世界を舞台に社会イノベーションを起こし続ける企業グループを目指します
戦略ドメイン
当社グループが持続的な成長を実現するための独自の事業活動領域を戦略ドメイン として定義し、各セグメントは市場特性を踏まえた戦略ドメインのベストミックスで市場の開拓と創造を図ります。
【ソーシャルイノベーションサービス】
社会インパクト指標を掲げ、当社グループが直接的に社会課題解決を行う事業
【コ・クリエーションビジネス】
当社グループ単独ではなしえない領域において、当社グループと共創パートナーそれぞれが有する強みをかけ合わせ、新たな市場を創造する事業
【ストラテジックパートナーシップビジネス】
業界トップクラスの顧客に対して業界に関する先見性と他社が追随できない知見を武器として、事業戦略を共に検討・推進し、ビジネスの根幹を担う事業
【IT&ビジネスオファリングサービス】
蓄積した技術・ノウハウを活用し、特定業界・業務において業界ニーズに先回りした将来のデファクトスタンダードとなりうるサービスを提供する事業
めざす戦略ドメインの構成
ストラテジックパートナーシップビジネス、IT&ビジネスオファリングサービスが大きく伸長、新設のコ・クリエーションビジネスとソーシャルイノベーションサービスも一定規模に育ち、多様なビジネスがバランスよく取り込まれた事業ポートフォリオを確立
※ 2023年度の戦略ドメイン実績は61%であるが、中期経営計画(2024-2026)の戦略ドメインの見直しに伴いより厳しく精査した結果、新たな基準にて23年度を48%と再設定し当基準にて目標設定