中目黒にある人気店、HAUTE COUTURE・CAFE (オートクチュールカフェ)でアフタヌーンティを楽しみました。
店内は全面的にスズランの花で覆われてます。季節によって飾る花は変わるようで、入れ替えの時期はかなり大変そうです。
今回のデザートはシャインマスカットをふんだんに使用したアフタヌーンティです。スズランのグリーンと色合いがマッチします。お店全体が夏の緑のいい感じに仕上がってます。
アフタヌーンティ専門のレストランですが、食事もとても美味しかったです。
デザートははじめから、テーブルスタンドに置かれているので、最後に食事をするスタイルです。
写真はアクアパッツァです。
ここの店員さんの教育はとても行き届いてます。完ぺきな接客で、店員さんの方から「写真撮りましょうか!?」と、声をかけてきて、バシバシと何枚も撮って頂きました。
これだけ、花とフルーツがいっぱいの店内で、ましてや夏のこの時期だと、コバエが寄ってきそうな不安があると思います。
でも、まったく問題ありません!!
お店の花はすべて造花です!!
フルーツとコバエの話を出したついでに、その言葉と情報セキュリティとのつながりを書きたくなりました。
数あるマルウェアのひとつに「フルーツフライ(fruit fly)」というのがあります。
見方によっては、フルーツの揚げ物と思われそうです。でも、フルーツフライは「ショウジョウバエ」の英語名です。
ショウジョウバエは、コバエの一種です。果物の周りに集まることが多いため、「フルーツフライ」と呼ばれています。
ショウジョウバエの名前を使った「フルーツフライ」は、macOSをターゲットにしたマルウェアです。
このマルウェアは、フィッシングメールなどの手段を通じて、コンピュータに潜入し、スパイウェアとして活動します。具体的には、キーロガーとしてキーの入力情報を記録したり、スクリーンショットを取得したり、ウェブカメラを起動するなどです。
フルーツフライの発見は2017年と言われてます。
しかし、実際にはそれよりもかなり前から活動をしていたことが知られてます。
長年にわたって、このマルウェアが発見されなかったのは、一見、無害なプロセスに見えるように偽装していたからです。ウイルスのワクチンソフトで検出されないようにしてました。キーロギングなどのスパイ活動も、バックグランドで実行されていたので、利用者は不審な動作に気がつきにくかったのです。
静かに潜伏しているという意味で、フルーツフライは「トロイの木馬」型のマルウェアに分類されるでしょう。
※マルウェアの種類については、こちらもご参照ください。
www.three-wise-monkeys.com
フルーツフライは機密情報や個人情報を搾取する怖いマルウェアですが、少なくとも日本ではあまり大きな話題にならなかったと思います。
その理由はおそらく、このマルウェアがターゲットにしていたのがmacOSだったからだと思います。
職場で使われるパソコンのOSは大半がWindowsです。StatCounterの資料(Webトラフィック解析を行うウェブサイト)を参照すると、macOSのシェアは15%程度しかありません。わたしはプロジェクトの関係でちょうど、このマルウェアが発見された2017年から4年間、主にmacOSを使っていました。そのため、このマルウェアの存在は気になってました。
ちなみに、お馴染みのiPhoneのOS(iOS)と、macOSは、同じAppleですが別物です。フルーツフライのターゲットはmacOSですので、iPhoneに感染はしません。
iOSは公式のApp Storeからのみアプリをダウンロードすれば、非常に安全です。
もちろん、iPhoneの利用者もフィッシング攻撃に気をつけることはとても重要です。
せっかく中目黒に来たので、HAUTE COUTURE・CAFE 同様、人気のパン屋さん flour+water でパンをテイクアウトしました。
デザートでお腹いっぱいですが、夜になればパンを食べる余裕が出てくるのでしょうか!?