わたしは 2020年11月 に100回目の記事を書いたとき「このブログでは自分が関心のある『情報セキュリティ』を主題にしながらも、それとは関係ないテーマを組み合わせて書きたいと思った。」と書きました。
あれから3年 たちました。そしてブログは 500回目の記事を出すところまできました。
わたしが読者登録をしているブログのなかには 1,000を超える記事を掲載しているものが多数あります。そこから見ると、500 は通過点でしかありません。ただ、わたしなりには「よく継続できたな」と、思ってます。
100回目といまでは、少し記事の書き方を変えた部分もあります。
それは、2022年の4月から「気になる情報セキュリティ用語」というタイトルで、多数ある情報セキュリティの用語の簡単な説明を不定期で、投稿していることです。
「気になる情報セキュリティ用語」は、文字通り情報セキュリティに関連した用語集です。用語説明ですので、ほかの記事を書くときほど、創意工夫はありません。
雑談的な記事のなかに「情報セキュリティ」の話題を加味する際、毎回ゼロベースで情報セキュリティの説明を書くことの非効率さを感じてました。
たとえばあるときは「『三匹のこぶた』という童話が本によって結末が異なる。」という記事を書きました。その記事を書く中で、こぶた=piggy(ピギー)というつながりで、「ピギーバック」というセキュリティ用語に言及します。ちなみに、ピギーバックというのは、入室権限を持った社員の後について不正な入室をする情報セキュリティの脅威のことです。
また、別な記事では「韓国ドラマでは、監視カメラ(CCTV)がよく登場する。」という記事を書きました。その記事を書く中で、CCTVは情報セキュリティの脅威である「ピギーバック」の対策になると書きます。
ピギーバックの例のように、このブログは、同じ情報セキュリティの用語が、複数の記事に登場します。それをもっと効率的に書けないものかと思ってました。
ところで、韓国ドラマをみると、似たようなシーンがいくつものドラマで登場します。
たとえば、ラブコメではイケメン男子と美女が出会います。男女は当初、イガイガとぶつかってばかりです(大抵の場合、ふたりは恋愛経験がありません)。しかし、ぶつかりあいながらも、徐々にお互いの魅力に気づいていきます。
あるとき、ふたりが外にいる瞬間、にわか雨が降ってきます。ふたりは雨のなかを急いで走ったりして、雨宿りをする場所に逃げこみます。
※これは、ピノキオのワンシーン(イ・ジョンソク&パク・シネ)雨やどりにコーンを被るという斬新さです!
視聴者はこのシーンから、ふたりの恋が始まる予感を感じ取ります。
これ以外にも韓国ドラマでは似たシーンがいくつもあります。韓国ドラマを観ている方であれば、誰もが「韓国ドラマ、あるあるだよね~」と、納得すると思います。
韓国ドラマはいくつものバリエーションがあって、飽きることがありません。ただ、ドラマを構成する個々の場面は、いくつかが共通化されていると思います。韓国ドラマは、共通化された場面を組み合わせることで、オリジナリティの高いドラマを効率的に制作しているような気がします。
ソフトウェアの開発現場では、利用者によいアプリケーションを提供したいと考えるサービス志向はもちろん重要です。ただ、その裏では、出来るだけコストをかけずに共通化を進めるエンジニアリング志向が、ソフトウェアの生産性を向上する鍵を握ってます。
たとえば、システムデータを扱う際、データの重複をなくし、整合的にデータを取り扱えるよう、データベースを設計することが求められます。それをデータベースの「正規化」と呼びます。正規化を行うことで、データの追加・削除・変更などに伴うデータの不整合が起きるのを防ぎます。
ア | |
イ | |
ウ | エ |
- 第1正規化:繰り返し項目をなくす。
- 第2正規化:主キーの一部によって一意に決まる項目を別表に移す。
- 第3正規化:主キー以外の項目によって一意に決まる項目を別表に移す。
このブログでも、共通化出来る部分は共通化して記事を書きたいと思いました。
そこで「情報セキュリティ用語」の説明をする記事として掲載することにしました。
普段の記事を書く際には、適切と思える「情報セキュリティ用語」を記事に転用できればと考えてます。
いまも、100回目の記事を書いたころのモチベーションが持続できてます。
毎回いただく、はてなスター、ブックマーク、コメントがとてもうれしく、励みになります。