わたしが常々、仕事について理想だと思う状態は ー
- 好きなことを
- 好きなように
- 好きなだけ
やれることだと思っています。
これは、仕事に限らないですね。趣味も勉強も同じです。
他者から強制されて行う仕事はストレスが溜まりますし、モチベーションが持続しません。自分の脳のなかにある「内発的な動機付け」を伴わない行為は、喜びを感じません。
生きていくうえでいちばん大切なのは、お金より時間だと思います。
人の一生は定めがあるので、生きている時間にどれだけ、好きなことが出来るかが大切だと思います。
子どもの頃からその感覚を持っていました。
ちなみに「好きなこと」を無理して極める必要は無いと思います。むしろ、「好きなこと」が時の流れで変わるのが自然だと思います。幼少のときは、見るのを楽しみにしていた「アンパンマン」をいつしか、見なくなるのは当たり前のことと一緒です。
確かに「好きなことを極める」ことが出来れば、本人は幸せだと思うし、周りもスゴイと思うでしょう。
多数の本やWebサイトで「好きなことを極める」ことを推奨していますが、わたしは選択肢の多い、生き方の方が好きです。価値観は人それぞれで、周りの空気に合わせる必要はありません。
だから、誰しもが いま ー
- 好きなことを
- 好きなように
- 好きなだけ
やれるような社会が、究極の理想だと思います。
よく経営に必要な3大資源として、「ヒト・モノ・カネ」と言われますが、個人に於いてもそれは同じです。
すなわち、好きなことをするには ー
- ヒト:体力・気力があること(健康が維持されていること)
- モノ:好きなことができるのに必要な生活環境があること
- カネ:好きなことができるのに必要な財産があること
が備わっている方がいいです。
だから、人を傷つけることや、不正な手段で金品を奪うことは、相手の好きなことをする機会を奪うので、絶対駄目です。
しかし、社会にはたくさんの脅威があります。それが、わたし達が好きなことをするのを邪魔しようとします。
そして、残念ながら脅威を完全に無くすことは出来ません。可能な範囲で、自分のことは自分で守るべく、知識を持って対策をしていく必要があります。
情報セキュリティ分野で、いちばん知られる脅威は「詐欺」です。誰しもが聞いたことのある犯罪行為です。
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)によると、フフィッシングィッシング詐欺は、公的機関や金融機関、ショッピングサイト、宅配業者等の有名企業を騙るメールや SMS(ショートメッセージサービス)を送信し、正規のウェブサイトを模倣したフィッシングサイト(偽のウェブサイト)へ誘導することで、認証情報やクレジットカード情報、個人情報を入力させ詐取する手口としています。
蛇足ですが、フィッシングというと、魚釣りを連想すると思います。
だから、フィッシング詐欺とは、情報を魚にたとえ、釣り人を攻撃者にたとえた情報の搾取だと思うはずです。
それで、間違ってないのですが、魚釣りは英語で、fishingですが、フィッシング詐欺のフィッシングは英語で、phishingです。
「f」が「ph」になっている理由は、洗練されたという意味の「sophisticated」を組み合わせたからだとされています。
フィッシングメールは、Amazonや国税庁を名乗る団体からが多いです。
確定申告を意識するこの時期は、国税庁からメールが来たら、ちょっとビビッてしまうかもしれませんね・・・。
とにかく金品を要求するメールは「フィッシング詐欺」を疑うことが第一です。
次の3つは呪文のように覚えておきましょう。
- メールの差出人を信じない
- メールの内容を信じない
- メールのリンクをクリックしない
下記はわたしが昨年の12月に、国税庁を名乗る団体から受信したフィッシングメールです(メーラーはヤフーメール)。
このメールは本文をしっかり読めば、ところどころに変な日本語があるので、あきらかに詐欺だと分かります。
しかし、タイトルを見て焦ってしまう人もいるはずです。気が動転し、本文を熟読することなく、リンク先をクリックしてしまう可能性は捨てきれません。リンク先を閲覧しただけで、パソコンに不正なプログラムを仕込む可能性もあるので、絶対にリンクをクリックしてはいけません。