今日は100回目の記事です。
そこで、このブログ「叡智の三猿」をはじめるまでから、いままでのあらましを書いてみようと思います。
庚申塔は江戸時代に多く作られました。この時代、60日毎めぐる庚申の日は、人間の体の中にいる虫が、眠っている間に抜けだし、悪い行いを天帝に告げ口することで、命が縮まると信じられていたようです。その日はみんなで庚申塔の前に集まり、寝ないで過ごし「長生きできますように」と祈っていたそうです。
庚申塔の多くは下部に三猿が彫られています(後期の庚申塔は手間がかかる理由で三猿がないものもあります)。
ブログをはじめようと思った時期は、いまより新型コロナウイルスの正体がわかっていませんでした。病気にかかると、即、命の危険につながると思われていました。
新型コロナウイルスは天災です。それが天帝から人類への罰のように思えました。
わたしは庚申塔に彫られている三猿の知恵を借りて、天からの災いから身を守って欲しいと願いました。
それでブログのタイトルを「叡智の三猿」としました。
一般的にブログは、その人の日常生活を日記のようにまとめるイメージがあります。
しかし、わたしはコロナの影響で3月からテレワークが続き、ほぼ外出することはありませんでした。
日記を書いても、まったく変化のない日常を書くことになるだろうと、かなり不安を感じました。何も変化のないブログは、つまらなさそうです。
そこで自分の関心のあるテーマを書こうと思いました。
仕事で経験があり、かつ個人的に興味がある「情報セキュリティ」を主題にしようと思いました。
しかし「情報セキュリティの解説書」や「情報セキュリティ事故の事例」のようなブログを書きたいとは思いませんでした。
おそらくその類のブログは多数存在すると思います。解説に興味のある人なら、情報セキュリティの専門書を読むのがいちばんいいと思うし、事例を読むなら、ニュース記事を追っかければいいと思うからです。
「情報セキュリティ」を主題にしながらも、それとは関係ないテーマも書きたいと思いました。テーマは特に固定せず、とりあえず「エトセトラ」としました。
これはふたつの理由があります。
ひとつは、足し算よりも掛け算の方が書くネタが増えるからです。
例えば「情報セキュリティ」に関する記事を5本書き、「エトセトラ」の記事を5本書いた場合、記事の数はー
5+5=10
です。
いっぽう、「情報セキュリティ」に関する記事と「エトセトラ」の記事を5本ずつ掛け合わせると、記事の数はー
5×5=25
となります。
ブログを出来るだけ長く続けるには「足し算」でなく「掛け算」の発想で書いた方がいいと思いました。
もうひとつの理由は、異なるテーマを掛け算にすることで、新たな見方ができる可能性がうまれると考えました。
これをイメージで説明します。
図のように「横の長さ」と「縦の長さ」を掛け算(積)することで面積という新たな見方が生まれます。これを応用すると、任意の関数からの面積が積分により求められます。
掛け算は足し算とは根本的に異なります。相乗効果というべき、新たな見方を与える手法だと思います。
掛け算の発想で記事を書き、独自性のあるブログを目指したいと思いました。
これは、直観で選びました。
わたしの記事で書く「エトセトラ」の部分と、「はてな」の言葉の相性がいいと思ったのです。それで「はてなブログ」を選びました。
「はてなブログ」には無料と有料のサービスがありますが、長く自らのブランドとして書きたいという思いを込めて、独自ドメインを使える有料サービス(はてなブログPro)にしました。
これはGoogle様の専売特許ですね。アクセス数はGoogle Analytics、収益作りはGoogle AdSenseに委ねることにしました(アフィリエイトとしてA8.netと、Amazonアソシエイトにも参加しています)。
Google AdSenseは、なかなか合格しないのにびっくりしました。ブログをはじめる当初、わたしはGoogle様に申し込んだら、形式的な手続きを経て、すぐ審査がおりるものと思っていたのです。
申し込んでも申し込んでも、不合格通知が来ました。わたしの記事の何が問題なのでしょうか。Google様の説明を読んでもよく分からず、気分はモヤモヤでしました。
結局、9回目のチャレンジでAdSenseの合格通知を頂きました。いまでも何が合否を分けているのかはよく分かっていません。記事の数をある程度、蓄積する必要があったのかもしれません。
Google AdSenseで広告を出したいと思っている方は多くいると思います。諦めないことが大事だと思います。
そして、いまのところ、Google Analyticsによるページビュー数のベスト5は以下の通りです。
明日からは101回目の記事を出します。
読んでいただき、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。