第2部 地域の宝
2022年7月18日
県勢が4大会連続で最高賞の内閣総理大臣賞獲得を目指す全共鹿児島大会への出場を懸け、最終選考は8月2、6日に小林市で開かれる。種牛・肉牛の2部門に7地域から候補牛102頭が出場。長い年月をかけて育んできた牛たちは各地域の「宝」だ。県代表入りを目指す農家らの思いや取り組みなどを紹介する。
「地元のため」全力誓う 35年ぶり出場目指す
熊本県との県境、山々に囲まれ「日本三大秘境」とも呼ばれる椎葉村。子牛の競り市や品評会が行われる延岡家畜市場(延岡市)までは往復6時間もかかるなど、決して恵まれた環境とはいえない地で、全国和牛能力共進会(全共)鹿児島大会を目指す農家がいる。
尾前牧場(尾前和博社長)で場長を務める右田健二さん(56)=同村大河内。矢立地区の山を切り開き2008年、1万2千平方メートルの敷地に牛舎3棟を建設し、母牛約120頭を飼育する。
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1.東臼杵
「地元のため」全力誓う 35年ぶり出場目指す
人里離れた椎葉村大河内、矢立地区の尾前牧場で候補牛「しいば666」の引き運動をする右田健二さん。「全共出場を果たし地域を盛り上げたい」と話す=6日
尾前牧場(尾前和博社長)で場長を務める右田健二さん(56)=同村大河内。矢立地区の山を切り開き2008年、1万2千平方メートルの敷地に牛舎3棟を建設し、母牛約120頭を飼育する。
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