てっぺんへ宮崎牛 ’22和牛オリンピック - 特集 - Miyanichi e-press
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てっぺんへ宮崎牛 ’22和牛オリンピック

第5部 託す思い

2022年10月2日
 全共鹿児島大会まで残り4日。最高賞・内閣総理大臣賞獲得を目指す県代表牛22頭と生産者ら主役の陰には、選考で涙をのんだ農家や、削蹄師などのサポーターがいる。「チーム宮崎」に託す思いを紹介する。

上.愛牛失った吉田さん親子


県勢 悲しみ晴らして

重圧がかかる県代表らを気づかいながら、本番での活躍に期待を寄せる吉田正彦(右)、大城さん親子=串間市本城

 まさかこんなことが-。今年5月30日午前5時半、串間市本城の繁殖農家吉田大城さん(39)が、全国和牛能力共進会(全共)鹿児島大会の候補牛「じゅん2212」に餌をやるため家の隣にある牛舎に行くと、そこには目を疑う光景があった。前後の足は伸びきり、近寄って確かめると体は硬直。息もなく既に冷たくなっていた。「死んでいる」。自宅から駆け付けた父正彦さん(63)と、その場に立ち尽くすことしかできなかった。

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てっぺんへ宮崎牛 '22和牛オリンピック


【てっぺんへ宮崎牛
'22和牛オリンピック】
(上)愛牛失った吉田さん親子2022年10月2日付
(中)削蹄師、運送会社、獣医師2022年10月3日付
(下)西臼杵の元人工授精師2022年10月4日付