2024年06月20日
2023年7月から8月にかけて、帝京大学の中山彩嘉さん(法学部2年)が青梅・羽村ピースメッセンジャー事業に大学生リーダーとして参加しました。この事業は青梅市と羽村市が、同市在住の中学生が戦争について学ぶとともに、原爆が投下された広島市の被爆体験者の方などとの交流を通して、平和に対する学びや思いを深めることを目的として実施しています。
参加者たちは事前研修で第二次世界大戦、アジア・太平洋戦争に至るまでの経緯など歴史を学び、広島訪問で戦争史跡を実際に見学し、現地の中学生や被爆体験者の方との交流を通して戦争の悲惨さや平和への思いを深めました。事後研修では広島訪問を通して感じたこと、考えたことを自分たちの言葉で伝える準備を行い、集大成となる派遣報告会では青梅市長、羽村市長をはじめ関係者の前で、この事業で体験したことや学んだことを「ピースメッセンジャー」として発表しました。
中山さんは自身が中学1年生の時にこの事業に参加し、今回は中学生をまとめる大学生リーダーとして2度目の参加となりました。大学生リーダーとして参加したことについて中山さんは「中学1年生で参加した際は歴史もあまりわからず理解しきれない部分があったので、今回は中学生のサポートをしながら前回理解できなかったことを再度学ぼう」との思いがあったと話しました。事前研修から派遣報告会まで一つのグループをサポートした中山さんは「事前研修では初対面の中学生同士ぎこちなさがあったが、積極的に意見を聞くなど中学生同士が話しやすい雰囲気を作ることを心がけた。中学生が作成した報告書を確認したり市の担当の方とやり取りをしたり、大変なことが多かったが中学生たちの成長を感じられやりがいがあった」と大学生リーダーとしての活動を振り返りました。
帝京大学は今後も学生たちのさまざまな取り組みを応援していきます。
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