2024年04月08日
2024年3月9日(土)、帝京大学板橋キャンパスで、医療職のためのダブルケア講座&交流会を行い、本学教員と大学院生が登壇しました。
本イベントは、本学が採択されている厚生労働省事業「令和5年度子育て世代の医療職支援事業」との共催で、育児と介護を同時に行うといった状態を表す「ダブルケア」をテーマに講演会と交流会を実施しました。
実施にあたり本学女性医師・研究者支援センター室長、医学部医学教育学講座主任教授、医学教育センター長 大久保由美子が冒頭にあいさつを行い、本学医療技術学部看護学科講師 寺田由紀子による講演を行いました。寺田講師は、日本で初めての医療専門職による育児と介護のダブルケアラー支援団体DC NETWORKの代表も務めており、ミニ講座ではダブルケアの定義や、ダブルケアの社会的背景などを紹介しました。その後、紅谷悠貴さん(公衆衛生学研究科2年)から、育児と介護のダブルケアと仕事の両立についての講話やダブルケアについて自由に語る交流会を実施しました。交流会では本学医療技術学部看護学科講師 生天目禎子、同学科助教 若松千尋、公衆衛生学研究科非常勤講師 磨田百合子を中心に、各グループに分かれて話し合いました。
当日は、本学医学部附属病院医師や看護師、本学医学部、薬学部、医療技術学部の教員や学生、公衆衛生学研究科の大学院生など、ファシリテーターを含め25人が参加し、医師や看護師からは「これまでに出会った家族もダブルケアラーだった」「医療職としてのかかわりをあらためて考えさせられた」という話や、自身のダブルケア体験談など、ダブルケアをキーワードに幅広い話題が語られました。参加した学生たちにとっても、授業以外の場で教職員とフラットに語り合うことができ、対象へのケアを学ぶだけではなく自身のキャリアプランの考察もでき、深く学び合う場となりました。本学は引き続き、学内外でダブルケアの認知・啓発活動に取り組みます。
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