2024年03月29日
2024年4月、新・帝京大学図書館システムがサービスを開始します。今回のリプレイスでは、デジタルシフトした教育・研究環境の中で、より直接的に「学び」や「研究」の支援ができるシステム構築をめざしました。
本学では、2010年5月に医学部附属溝口病院、ちば総合医療センター図書室を含めた4キャンパス6図書館で図書館システムを統合しました。2021年には本学文化財研究所(山梨)を加え、各拠点の蔵書、学内の多種多様な学術情報を一括で検索するサービスを導入し、学生・教職員の学習・研究支援を行ってきました。さらに、今回のリプレイスでは、大学図書館ソリューション「iLiswave-J図書館クラウド(富士通Japan株式会社)」を導入し、コロナ禍で加速したデジタル化に対応した利用者サービスをめざします。
新サービスとして、スマートフォンアプリによる貸出※を開始します。スマートフォンでアプリにログインして、本のバーコードをカメラで読み取るだけで、セルフ貸出ができる便利な機能です。また、ERMS(電子情報資源管理システム)の実装により、電子リソースの収集・管理から公開までを一元管理し紙資源と電子資源が蔵書検索プラットフォーム(OPAC)から一括検索できるようになります。今後、リンクリゾルバや国立情報学研究所(NII)が公開する「電子リソースデータ共有サービス」などの外部システムと連携することで、より充実した電子資源情報を効率的に提供します。
将来的には他大学との共同学術情報ゲートウェイの構築なども視野に入れ、学生、教職員にとってユーザビリティの高い学術情報DXを推進していきます。
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