2024年03月25日
帝京大学八王子キャンパスの演劇部ヴィクセンズシアターに所属する小原祥吾さん(医療技術学部2年)、江原歩佳さん(教育学部3年)が、本学医療技術学部スポーツ医療学科助教 内山由美子が研究の一環で制作している動画の俳優・声優として技術協力をしました。
小原さん、江原さんは、内山助教が2022年度先端総研インキュベーション助成金に採択されて行っている「医療機関受診を嫌がる子どもを前向きに受診に導くための受診準備支援に関する研究〈初等教育(保育)現場・家庭・医療現場を繋げるインクルーシブな支援方法の検討〉」の、子どもの小児科受診準備支援に用いるための動画に、俳優・声優として出演しました。動画は、人形が小児科外来の中を探検しながら、診察室にあるものや診察の流れ、診察を上手に受けるコツを教えてくれるもので、小原さんは小児科医とナレーション、江原さんは看護師と受付スタッフ、人形の声を担当しました。帝京高等看護学院の教員より診察介助技術のアドバイスを受けながら技術練習し、本学医学部附属病院の小児科外来での撮影本番に臨みました。夏休み期間中に集中して台本の共有や制作に向けたミーティングを行ったため準備期間は限られていましたが、撮影当日は日頃舞台で発揮している力を生かし、子どもが安心する声色でのナレーションや配役に合った演技で、子どもが喜ぶ動画を撮ることができました。
二人は「自分のやっていることが誰かのためになるなら」と、前向きに活動に取り組みました。この動画を見た子どもが小児科受診を怖がらず、前向きに受診できるよう、これから保育現場、地域の子育て支援現場、医療現場など、さまざまな場で活用されることが期待されます。
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