2024年02月19日
2024年2月3日(土)、大原生涯学習センターまなぽーとホール(東京都板橋区)で行われた第153回いたばしボランティア・市民活動フォーラム「一人でがんばらない育児と介護のダブルケアのおはなし」にて、帝京大学医療技術学部看護学科講師 寺田由紀子ら本学教員が講演を行いました。
本フォーラムは、特定非営利活動法人ボランティア・市民活動学習推進センターいたばしと板橋区教育委員会との共催で行われ、今回は育児と介護を同時に行うといった状態を表す「ダブルケア」をテーマに講演会とグループワークを実施しました。
実施にあたり、後援の本学を代表し、本学薬学部教授 山本秀樹があいさつをしたあと、寺田講師による講演が行われました。寺田講師は、日本で初めての医療専門職による育児と介護のダブルケアラー支援団体DC NETWORKの代表も務めており、講演ではダブルケアの定義や、さまざまな形のダブルケアの実例を紹介しました。子育てをしながら遠距離介護をするなど当事者が直面する問題の説明では、30人ほどの参加者が深く頷いていました。その後、「隣の家にダブルケアラーがいたら」をテーマに希望者による事例を用いたグループワークを実施し、本学医療技術学部看護学科講師 生天目禎子をはじめ、同支援団体のメンバーがファシリテーターを務めました。グループ討議では非常に活発な意見が交わされ、終了の合図を告げると会場中が名残惜しそうな雰囲気に包まれました。
本学は引き続き、本学医療スタッフを対象とした学内向けのイベントを予定するなど、学内外でダブルケアの認知・啓発活動に取り組みます。