帝京大学医学部医学教育センター(Center for Medical Education, Teikyo University:CMET)は、医学部の教育全般を支援します。最新の医学知識と技量を修得し、多様な医療を提供できる「よき医師」を育成するため、本学の医学教育の向上に努めています。
質の高い医学教育を構築・推進するために2013年に発足しました。医学教育は時代と共に変化することが必要です。本学医学部の使命・教育目的などの策定とともに、修学支援に関する事項を審議し、その円滑な遂行を図るべく、2019年には新たな体制となりました。
CMETに所属する教員の95%が臨床の場に立っており、調査を行ったところ「CMETに所属後、国内外の医学教育全般についての興味が増した」「学生とのコミュニケーションが増した」「医学教育に深く関わる期間があるのは望ましい」との回答が多く寄せられました。医学教育に情熱を持った教員が多く在籍することは素晴らしいことです。CMETは、本学医学部の学生の皆さんの、入学から卒業はもちろん、卒後医師または研究者としてのキャリアについてもサポートします。
また、教育に興味のある学生・教職員の方は、お知らせください。ともに医学教育について考えましょう。
CMETは医学部長、教務委員会、学生委員会と連携し、医学部の教育全般を支援する医学教育の専門部局です。本学の建学の精神に則り、将来の医学・医療のさまざまな領域に共通して必要な専門的知識・技術・態度を修得し、総合的視野と判断力および人間性を身につけて、医学および関連諸科学の進歩や社会情勢の変化に対応できる「よき医師」を育成するための教育研究、教育実践、教育支援、教育改革、医療者教育の研究者および指導者の育成を行います。
医学教育センター運営委員会はCMETの業務を円滑に運営するための組織で、学修支援、臨床実習およびOSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)、医学部FD(Faculty Development:大学教員の教育能力を高めるための組織的な取り組み)、その他修学支援に関する事項を審議し、医学部教育関係運営会議に報告し、実施した内容を自己点検・評価します。
CMETは教育プログラムのモニターと評価、教員と学生からのフィードバックをもとにした教育プログラムの開発を行い、教育の実践や支援などの実務も担当します。医学教育専門家として教育技法、評価技法の開発や検証も行います。地域医療実習でプライマリ・ケアの教育を担当する教員もCMETの教育活動に参加する臨床教授、臨床准教授です。CMET所属の教員は医学部学生と深く関わり、学生の学修や充実した学生生活を支援します。
帝京大学医学部IR・医学教育評価室は、大学内の関係部署、関連委員会などと連携し、医学部運営に資する医学教育に関する情報を収集・分析し、医学教育ならびに各組織の自己点検・評価とその後の改善活動を支援することにより本学医学教育の向上をめざしています。
IR・医学教育評価室は、質の高い医学教育に向けた活動を支援す
本学の医学教育の向上に向けての業務を行います。
また、IR・医学教育評価室では、これらの項目に関して実施した内容を自己点検・評価しています。
室長:渡邊 清高 病院教授
職員:内藤 祐之
(2023年4月現在)
医学部では、医学部内部質保証ポリシーにもとづき、医学部自己点検・評価の結果を確実に改善・改革へつなげるため「帝京大学医学部内部質保証会議」を設置しています。また、第三者の視点による客観評価を行うため、学外評価者を含めた構成員により組織された「帝京大学医学部内部質保証評価会議」を設置し、内部質保証の質の維持・向上を図っています。医学教育の充実と向上に取り組み、国際基準に基づく医学教育プログラムを実践しています。