1年次の早期から、教育現場を体験できるプログラムを展開。実際に小・中学校や幼稚園、保育所などで、子どもたちの様子や教員の指導を観察できるカリキュラムを、4年間を通して編成しています。さらに帝京大学小学校などと提携し、実習環境を整えています。
教育学部では、1年次のライフデザイン演習の一環として、帝京大学小学校の協力のもと、小学校の施設見学と授業視察の機会を設けています。これは、将来の教育実習や就職活動における学校訪問の基礎的なマナーや態度を身につけるとともに、子どもの学びの姿を自分の目で見て、教員になるための資質や能力を培うことを目的としています。学生は一定の分析視点に沿って授業観察を行い、自らの発見や考察をもとに、レポートを作成します。
学校インターンシップとは、教育実習とは別に小学校・中学校の児童生徒の学校生活、学習活動を支援するなど、教職志望者が実際の学校現場で就業体験できるプログラムです。
教材開発について、調査の基本を実践的に学び、人とかかわりながら事例地の地域教材を開発する能力を養うことを目標としています。伝統工芸、自然、歴史、観光、環境、健康、教育史、僻地教育などグループでテーマをもうけ、大学での5回の事前調査活動後、実際にその事例地で宿泊をしてフィールドワークを行い、教材開発を行います。最終段階では教材開発を発表します。
教育研究の理論と実践の最先端について、体験的に学ぶことを目標としています。論文の書き方(問いの立て方・展開の仕方や、先行研究のレビュー)など研究の基本作法について改めて確認するとともに、教育関連学会の大会や系列校(教職大学院、大学小学校)・他校の公開授業等、最も進んだ研究討議が展開されている学会・研究会などに自ら参加し、学生が自身の研究課題について考察を進展させていくことをめざします。
帝京大学の地域貢献活動として、学生と教員が企画する「帝京Sキッズクラブ」があります。これは本学の教員と学生が中心となり、本学の施設・設備を開放して行っている児童向けの教室です。八王子・多摩・日野市の児童を対象に、「理科」「器械運動」「水泳」「バスケットボール」「書道」などの各種講座を定期的に実施しており、特に教員をめざす学生にとっては、実践的指導を経験するよい機会となっています。