大きなケンカをしたわけではないけれど、家庭内別居は快適だと思うこの頃です。
結婚33年目のわが家は、ふたりの子どもが巣立ってから、夫婦別寝室にしました。
これでお互いのいびきや寝言などに、悩まされることがありません。
プレイベート空間として自分の部屋を作っているので、お伝えします。
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家庭内別居とは?
一般的には夫婦としての関係が破綻しているけれど、離婚せずに同居を続けていることを、家庭内別居と言います。
法律上の定義はありません。
食事や洗濯も別もして一切、口をきかないというのは重度の家庭内別居。
わが家は現在、寝室だけ別の超軽度な家庭内別居です。
離婚の予定はありません。
私の理想は、シェアハウス。
夫婦が今を楽しく暮らすために、プライベート空間を設け、家事はそれぞれが行うライフスタイルが理想。
わたしはこれまで世話焼き女房として、夫に仕えるように生きてきました。
そのおかげで、夫は自分の身の回りのことができない男に……。
朝昼夕のご飯も自分がテーブルにつけば、自動的に酒の肴やおかずが出てくるものだと思っているんですね。
還暦をすぎた夫にそのことを言っても、「なんで今さら……」という気持ちのよう。
それで、私はふつうに今まで通り家事をするけれど、自分の時間を自室で過ごすようにしました。
子ども部屋を改造
夫の寝室は、これまで通りの和室8畳。
一方、私のプライベートな部屋は、ふたりの娘たちが使っていた14畳の洋室。
以前は14畳をアコーディオンカーテンで仕切って、使わせていました。
いまはオープンスペースなので、広い。
それにしても子どもが巣立ってから、怒濤の片づけ。
- 学習机の解体
- ピアノを4万円で買い取らせた
- 大量にあったファッション雑誌の処分
- 娘たちの服の捨て活
何年もかかって、ようやく汚部屋を脱出。
机とピアノの処分は、やって良かったものの筆頭です。
理由は2階の子ども部屋にピアノも置いていたのですが、ピアノは調律代もかかるし、 地震のとき危険ですから、無くして正解。
本棚
和室と子ども部屋に、本棚があります。
夫には読書の習慣がなく、すべて私が本屋さんやブックオフから買い集めたものと、知人や友人から献本された書籍。
自費出版ブームの時、年配の方が競うように本を出されました。
そして、商業デビューされた童話仲間の友達もいます。
実は最近、そういった献本の書籍に悩むようになりました。
書き上げて1冊の本にするのは、たいへんな労力ですし、自費出版のなかには250万円くらい幻冬舎に払った方も。
お金持ちの道楽という面もある文学三昧。
しかし 、精魂込めた作品だけに、とっても処分しにくい。
それでもこれからの暮しのために、蔵書を減らしました。
片づけは、やはり疲れる作業です。
私は57歳ですが、いつまでも元気でいられる保障はありません。
献本なさってくれた方々に感謝しつつ、本棚の本を減らしました。
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ビフォー
実は夏頃から、部屋が乱れていたんです(>o<)
手芸用品や布きれを突っ込んだカゴが本棚近くにあり、掃除もしにくかった。
自分の城作りに、本気になっていなかった証拠ですね。
この部屋は、娘夫婦と孫が帰省したときは、宿泊スペースになります。
2020年の年末年始はコロナ禍のせいで、子ども達は誰もふるさとに帰ることができそうにありません。
孫に会えない寂しさもあり、部屋が吹き溜まりに(@@;)
アフター
FF式ストーブのオイルタンクがなんとも邪魔ですが、片づけた後のアフター。
ところで本は飾るように並べると良いそうなので、その通りにしたのです。
自分でこうして写真で俯瞰すると、まだまだ減らせそう(@@;)
でも、コロナ禍でまた、図書館が閉じる可能性が絶対にないとは言い切れないので、今回はこの辺にしときます。
高齢になり体が不自由になったり、心理的なショックからセルフネグレクト に陥ることがあります。
そうならないように50代から片づけを習慣にしたいですね。
自分の部屋を持つメリット
自分の部屋では、好きな本を読んだり、着物を眺めたり。
好きなことを思う存分、楽しんでいます。
夕飯の片づけや入浴後なので、ほんのひとときですが、ほっとする時間。
夫には却って優しく接することが、できるようになりました。
夫婦でも、ちょっと離れることができる、その距離感が大切です。
将来、熟年離婚されないための夫1年目の教科書~家事編~ 妻を世界一輝かせるシリーズ
私の夫に、30年前に読ませたかった本です。
なかよし別居のすすめ: 定年後をいきいきと過ごす新しい夫婦の暮らし方
60歳を過ぎたら、夫婦は友達というか、ともに世間を相手に奮闘してきた戦友なのではないでしょうか。
なかよし別居、すてきですね。
まとめ
子ども達が巣立ち、使っていない部屋があるので家庭内別居に踏み切りました。
子ども部屋を片づけて、シンプルな自分のお城に。
少し距離を保つと、却ってパートナーの良さが解ります。
軽度の家庭内別居について、わが家風をお伝えしました。
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