INTERVIEW前検インタビュー
2024.11.19
11月22日(KEIRINフェスティバル・F1)
◆今節のレース展望!
競走得点のトップは自在派レーサーの松坂洋平。松阪GⅢでも優勝候補のひとりだったが、残念ながら準決で敗退。今節は同県の新村穣を目標に決め脚を発揮。もしくは、やや低迷気味も実績抜群の渡辺雄太も使える。総合力で南関ラインが優勢だ。
関東は鈴木竜士が総大将で、同郷の河合佑弥、埼京ラインで黒沢征治と連係。ただ、鈴木は自力に拘る走りもやっており、並びは注目される。他に関東の自力選手は蕗沢鴻太郎、追い込み選手は杉本正隆、柿沢大貴がいて、埼京ラインと、蕗沢ラインで分かれるケースも考えられる。
地元はダッシュタイプの晝田宗一郎に期待が集まる。G1の弥彦親王牌、直前の四日市記念では結果を出せなかったが、地元のF1なら別だろう。一気の仕掛けで前団を飲み込みたい。ガード役は、人格者のイメージがある渡部哲男。
九州は評価を下げるが金ヶ江勇気に阪本正和。ただ、気分が乗った時は、金ヶ江は手が付けられなくなる。
A級戦は遠征になるが松崎広大が優勝候補の筆頭。地元取手、熊本、平塚4日制と、3場所連続で優勝中。来期のS級戦が楽しみな逸材。連係するのは同県の小林申太で、動ける脚力からも離れはないだろう。3番手は栃茨ラインで阿久津修。
熊本の河崎正晴もパワーはある。当地は3月開催で優勝し、近況、10月開催の久留米でも優勝している。打倒、松崎の一番手だ。番手を回るのは九州で佐々木翔一。
中四国は特別昇班した遠藤拓巳に、弟子が多い吉本哲郎。吉本の周りはいつも笑いが絶えない。地元の1班は、岩本純で決勝進出が目標だ。
2班の注目選手は山梨の衣田翔大。11月の松戸で優勝し、勢いがあり、予選、準決は問題なく勝ち上がるだろう。
◆S級特選インタビュー!
阪本 和也…ここが終わると中1日で地区プロ。更に中2日で小松島。貯金を作る意味でも直前はキツめにやってきました。同期の晝田君にマーク。
松坂 洋平…松阪が終わった次の日は普通に練習。その次の日も軽くやって、直前の1日にはケア中心という感じです。状態的には大きく。1人で前々。
鈴木 竜士…落車は影響ないと思って松阪に行ったけど、結果が良くなかったから、何かしら影響があったのかも。直前は感覚を高められるように軽く乗ったくらい。今はまた自力に戻したけど河合君なら任せる。連係はたくさんありますよ。
柿澤 大貴…松阪の4日間で0、5点も下げてしまった。ここから1班の点数は取るのはかなり厳しいですね。終わってここまでは体を休めるつもりでいたけど、休まず3日間乗ってきた。河合君と鈴木君の3番手。
河合 佑弥…弥彦と松阪を2本欠場したから今回は久々の実戦。練習はしっかりやってきたので、レースの中で戻していければと思っています。竜士さんとは京王閣記念の前に一緒に練習。今月もちょっとだけ一緒にやりました。自力。
晝田宗一郎…地元と言っても普段通りですね。自力でしっかり走ります。
杉本 正隆…佐世保の落車は大丈夫。競走疲れも特にありません。関東でまとまるなら自分は4番手でいいです。
◆A級特選インタビュー!
松崎 広太…寒くなってバンクが重くなってきたので、それがちょっと嫌ですね。今は夏場の貯金を切り崩して走っている感じです。川口さんまで付いて4車になったのはめちゃくちゃ大きい。自力。
川口 直人…松崎君には名古屋の準決と決勝で先行してもらっている。自分で捲る脚もないし、決めずに走るのもそんなに得意じゃないので、4番手になるけど関東の後ろを回ります。
佐々木翔一…河崎君。顔を合わせたのが今回初めてなので当然初連係。4対3の2分戦で車番も向こう(松崎ライン)の方がいいけど、逆に分かりやすくていいかも。行けるところで行ってくれればいいです。
阿久津 修…エレベーター選手でもいいから、50歳でS級にいるのが今の目標。どこかでやめようって考えもないし、クビになるまでは走り続けるつもりです。茨城勢の後ろ。
河崎 正晴…悪くはないけど、もう少し自力の決まり手を増やしたいですね。最近は仕掛け遅れて自分だけというのがけっこう多くて…。松崎さんとは初対戦。自力で頑張ります。
吉本 哲郎…このままのペースでいけばS級の点数は大丈夫だけど、のんびり走るというよりは、もっと上げるつもりで。九州の後ろを回る。
小林 申太…松崎君。バンクではしょっちゅう顔を合わせているけど、同じ開催は今回が初めて。僕からは何もないですね。好きな競走をしてもらえればいいです。
◆地元選手インタビュー!
岩本 純…遠藤君は125期のナンバーワン。ありがたいけど、プレッシャー(苦笑)。僕の場合、前でやる時は3・92のギヤで、後ろに付く時は1枚落として3・85。今回は遠藤君がいるので3・85で走ります。
龍門慎太郎…今期は78点しかないし、ここから2班の点数を取るのはさすがに無理。岩本さんは僕が来るまでコメントを出さずに待っていてくれたけど、普通に点数順で大丈夫です。離れないように付いていきたい。
筒井 敦史…5月の落車は骨盤骨折の大怪我。最初の1ヶ月は車椅子で、日常生活に戻るまでかなりの時間がかかった。これが52歳とか53歳なら、もういいやってなったかもしれないけど、諦めるのはまだ早いとリハビリを頑張って、何とか戻ってこられました。怪我はもう気にならないくらい。レースの中での感触もだいぶいいです。
棚橋 勉…地元だけど普通に厳しい番組(苦笑)。3番手を回るのは別にいいけど、一番強い黒沢君に目標がいるのは…。もう、なるようになれの精神で走るしかないですね。決まり手に捲りが残っているのはたまたまだし、哲男さんの後ろでチャンスが来るのを待ちます。
晝田宗一郎…前回の松阪G3は久々に良かった気がします。終わってここまでは普通に練習してきました。あまり気負わず気楽に走りたい。