フランス自然主義文学の大家エミール・ゾラの長編小説を、『愛と宿命の泉』のクロード・ベリ監督が35億円もの製作費をかけて映画化した文芸超大作。北フランスの炭鉱町を舞台に、炭鉱夫たちの過酷な労働環境と、彼らが労働運動に目覚めストライキを決行するまでを力強く描く。活動家としても知られる人気歌手ルノーが、炭鉱労働者たちの心に火をつける青年エチエンヌを熱演。当時の炭鉱町を再現したオープンセットも見どころ。

19世紀末の北フランスの炭鉱に、元機械工の青年エチエンヌがやってくる。この地の労働者たちのまとめ役のマユは彼を気に入り、家族ぐるみで親しくなる。ある日、落盤事故でマユの次男が負傷するが、会社側は責任を取ろうとしない。その対応に憤った労働者たちはストライキを決行。マユの妻マウードがその先頭に立ち、会社側と武力衝突も辞さない構えに。ついには軍隊が出動し、暴動の制圧にあたるが…。

• CLAUDE BERRIクロード・ベリ

• RENAUD ルノー
• GERARD DEPARDIEU ジェラール・ドパルデュー
• MIOU MIOU ミュウ＝ミュウ
• JEAN CARMET ジャン・カルメ
• JUDITH HENRY ジュディット・アンリ