日本でオンライン講座のプラットフォームと言えば、Udemyとストアカが有名ですよね?
Udemyは世界一のオンライン学習プラットフォームですから、日本のみならず世界中でその名が広く知れ渡っています。
僕もUdemy講師として数々の講座をリリースし、受講生の数は9500名を突破しました。
講座一覧はこちら。
今日のブログ記事では、講師の視点から見たUdemyとストアカの比較をしてみたいと思います。
ストアカに関してはまったく利用したことがないので、あくまでも僕が知っている情報がベースになっていますのでその点あしからず。
オンライン講師に興味のある人はこちらの記事を読んでみてください。
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月に数人しか受講生が増えなかった底辺Udemy講師が、開始約8か月で月収40万円に到達した方法はこちら。
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Udemyとストアカの違い
①講座形式
Udemyはコンテンツ型のオンライン講座であるのに対し、ストアカはセッション型のオンライン講座です。
Udemyに関する詳しい情報はこちらの記事にまとめています。
Udemy
Udemyの最大のメリットは不労所得化ができること。
ただし、コンテンツを作る必要があるため、講座を開講するまでに膨大な時間がかかるというデメリットがあります。
せっかく作ったのにまったく売れなければ、作成にかかった時間を無駄にするリスクがあります。
そして、コンテンツ型なのでエンゲージメントが低いという特徴があります。
わかりやすく言うと、「購入しても視聴しない人が多い」ということです。
まったく視聴しない人もいれば、全体の10%程度でその後まったく見なくなる人もいます。
せっかく質の高い講座を作ったとしても、視聴してもらうことができなければ価値を感じてもらうことはできません。
当然信頼構築はできないし集客にもつながらないわけです。
ストアカ
ストアカはセッション型のオンライン講座であるため、不労所得化ができません。
売れば売った分だけ労働が発生するということになります。
つまりたくさん売りたくても売るのが難しいということです。
講座を作りすぎてしまうとスケジュール調整ができなくなるからです。
メリットとしてはオフラインでも講座が開催できること。
そして、参入障壁が非常に低いことが挙げられます。
Udemyと違い事前にコンテンツを作る必要がないので、講座を開講するのに時間がかからないのもポイント。
対面式のオンライン講座となるため、エンゲージメントが濃くなります。
講師のいる目の前でサボる受講生はいませんからね。
デメリットは日時や場所による制約があること。
例えば自分がサラリーマンの場合、平時の日中に講座を開催することは難しいでしょう。
受講生からしても、「受講したかったけど日時が合わなかった」というケースで申込みを取りこぼす可能性はあります。
僕のように海外在住者の人は時差の影響をもろに受けます。
北米と日本は昼夜がほぼ逆転しているので、スケジュールが全く合わない(講師・受講生とも)ということも想定されます。
②講座数・講師数
Udemyに関しては日本人に限定した講師数・講座数の情報がないため、あくまでも世界全体の数から想定した比較になります。
まずはストアカから。
ネットの情報を調べてみると、累計講座数は7.5万件を突破。
講師の数は約37000人と言われています。
(サイトにより情報はまちまち)
対するUdemyですが、累計講座数は全世界で15万件。
講師の総数は約5.7万人と言われています。
これは僕の肌感覚ですが、日本人の講師のトータルは多く見積もっても1000人前後ではないかと思っています。
この情報を見てあなたはどう思いましたか?
講師の視点で考えてみてください。
日本だけで比較すれば、ストアカが講座数も講師数もダントツです。
しかし、講師目線で考えるとどうでしょうか?
講座(講師)数が多いということは、それだけ埋もれやすくなるということです。
Udemyはこのような表示はないので、両者で共通している「ビジネススキル」のカテゴリで比較してみます。
ストアカが8153件あるのに対し、Udemyは1322件です。
画像は貼りませんが、Udemyが非常に得意とする「IT・ソフトウェア」カテゴリでも、日本語講座の総数は727です(ストアカは4186)。
参入障壁が低いというのはメリットでもあり、デメリットでもあります。
③手数料(利益率)
販売額−手数料=講師の利益です。
- 講師による販売→97%
- Udemyによる販売→37%
講師による販売というのはクーポン利用などによる販売を指します。
- 講師による販売→90%
- ストアカによる販売→70%(オンライン開催)
講師による販売であればUdemy、プラットフォームによる販売であればストアカといった感じですね。
④価格設定
Udemyは価格帯を選択することができますが、基本的にセール時に一律で金額を決められてしまうので、金額はあってないようなものです。
ちなみに評価の高い人気コースはセール時にも高めの価格になります(海外の場合)。
セール時は¥1500前後で販売になることが多いです。
ストアカはある程度自由に価格が設定できるみたいですが、¥1000とかで売られている講座が多い印象。
あまり金額を高くすると売れないのかもしれません。
⑤講師の収益(稼ぎやすさ)
これに関しては圧倒的にUdemyのほうが上だと思います。
(Udemyでも全然稼げない人は結構いますが...)
ちなみに僕は累計900万円以上稼ぎました(日本円換算)。
日本人講師でも受講生数万人という講師はざらにいますし、Udemyだけで累計1億円以上稼いだ講師もいるみたいです。
僕の知っている海外のUdemy講師は受講生100万人を越えています。
(日本人ではないので対象外ですが)
Udemyは集客力がすさまじいので、売れる講座が作れるとめちゃくちゃ稼げます。
ストアカはセッション型の講座なのもネック。
1時間の講座を1000円で売っていた場合、1人しか申込みがなければ1時間働いて1000円しか稼げません。
Udemyはコンテンツ(不労所得)なので、仮に1人しか購入しなくても時間が奪われることはありません。
⑥外部誘導
ストアカは媒体上でのリスト取りができません。
外部誘導すると規約違反となります。
Udemyも基本的に外部誘導は禁止していますが、ボーナスレクチャーに限り許可されているので、リスト取りや外部誘導は可能です。
ちなみに僕はUdemyでめちゃくちゃ集客できています。
ちょっと古いデータですが、こちらは僕のメルマガ読者アンケートの集計結果です。
メルマガ登録の流入元ですが、なんとUdemyがダントツ1位です。
⑦講座の長さ(時間)
ストアカはリアルタイム開催となるため、長時間の講座を作ることが非常に難しいです。
1時間前後の講座が多い印象ですね。
5時間の講座とか作っても時間の問題で多分売れないでしょう。
スケジュール調整も難しいし単純に疲れますからね。
Udemyは10時間を越える講座もたくさんあります。
(僕も持っています)
講座のボリュームが少ないと価値を感じてもらいづらいです。
要するに信頼構築が難しいということ。
Udemyで1時間の講座とか売ったら、「え、もう終わり!?」と思われて低評価レビューつけられるリスクもあります。
ただストアカに関してはコミュニケーションが直接取れるので、そういった形で信頼構築をすることはできます。
⑧レビュー
あくまでも僕の個人的印象ですが、ストアカのユーザーは皆さん非常に優しい人が多いような気がします(笑)。
ほとんどの講座が平均4.8以上とかばっかりですからね。
Udemyのレビューはガチなのでめちゃくちゃ厳しいです。
辛口レビューつけられることもしばしば。
しかも単純な平均スコアではないため、たった一人低評価つけるだけでガクンと評価平均が落ちる場合もあります。
⑨アクセス数
Similarwebでアクセス数を調査した結果がこちら。
Udemyは全世界に展開しているので比較が難しいですが、日本に限定したとしてもアクセス数はストアカと同等以上ぐらいはあるように思います。
ちなみに「〇〇 オンライン講座」でGoogle検索すると、ストアカのほうが上位に来るケースが多かったです。
⑩本名・顔出し
ストアカは本名・顔出しが原則、Udemyは特に決まりがありません。
これは一長一短だと思いますが、プラットフォームの信頼性を考えるのであれば本名・顔出しを原則化するのは納得できます。
顔出しや名前出しをしたくない人はUdemy一択になってしまいますね。
まとめ
Udemyもストアカも一長一短あるので、どちらがいいとは一概に言えません。
講師との相性の問題もあるので、どちらを選択すべきかは人によって違います。
両方できる人は両方やってみるのがいいと思います。
Udemy始めるならこちらの書籍がおすすめ。
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