ホワイトボックスPC
別名:ホワイトボックスパソコン
【英】white box PC
ホワイトボックスPCとは、PCの既製品のうち、いわゆるメーカーの製品ではなく、パーツ単品でもなく、販売事業者(ショップ)がパーツを組み上げて1個の完成品として販売しているタイプのPCのことである。
ホワイトボックスPCは、パーツを揃えれば自作も可能なPC/AT互換機の特徴を活かして、パーツ屋が汎用的な部品を用いて組み上げた、ある意味で自作PCにも通じる性質のあるPCと言い得る。部品を安く仕入れて自社で組立てることにより、相対的に廉価に販売できる。販売店が組み上げるため買い手の注文を反映させやすく、受注生産方式(BTO)にも移行しやすい。
ホワイトボックスPCの「ホワイトボックス」は、そもそもは(ブラックボックスに対して)内部仕様が明らかになっているといった意味で用いられる語である。ホワイトボックスPCもPC/AT互換機のホワイトボックス的な特徴を活かしたマシンと言い得る。もっとも「ホワイトボックスPC」という呼び名の由来を「ブランド品ではない→無印→梱包が無地・真っ白→ホワイトボックス」という流れで解釈する見解もある。
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