倚松庵(茶室) – 曹洞宗大本山總持寺

倚松庵(茶室)

倚松庵は昭和10年、岐阜県の陶芸家 大野純阿ら当時の実業家の寄進により、総監修を益田鈍翁、設計を高橋箒庵義雄によって大本山總持寺の池泉回遊式庭園、紫雲庭の一隅に建立された茶室です。

建立の経緯については待合につるされた「感恩鐘」に高橋箒庵のほか、仰木魯堂、畠山即翁、千宗室など90余名の名が誌されており、「昭和の名席」として横浜市でも数少ない茶室のひとつです。

平成8年11月5日に横浜市文化財に指定されたが、損傷が著しかったために、横浜市の援助と指導を受け解体修理され、平成10年12月に竣工しました。

〈倚松庵の見取り図〉