双方合意のもとストラスブールの監督を退任したパトリック・ヴィエラ氏[写真]=Getty images
18日、リーグ・アンのストラスブールが、パトリック・ヴィエラ監督が双方合意の下退任することをクラブ公式サイトにて発表した。
チェルシーのオーナーを務めるコンソーシアム『BlueCo』によって昨年6月に買収されたストラスブールは、昨季よりフランス代表のレジェンドであるヴィエラ氏を招へいすることに成功し、2026年6月30日までとなる3年契約を締結。提携元のチェルシーからA代表招集歴もある20歳のブラジル人MFアンドレイ・サントスやU-20ブラジル代表FWアンジェロ・ガブリエルなど才能豊かな若手らを補強した。
しかし、昨季は13位と期待に沿う結果を出せずに終了。そして、今月行われた3つの親善試合では、0勝1引き分け2敗で得点数は僅か「1」のみとなり、来季が始まる前にヴィエラ監督はストラスブールから退任することになった。ヴィエラ氏は、昨年3月にクリスタル・パレスを解任されており、個人としては2年連続でクラブを離れることになった。
今回の退任発表に伴い、ストラスブールのマーク・ケラー会長は「クラブ全体がパトリック・ヴィエラの非の打ちどころのない献身に心から感謝している。実際、過渡期のシーズンにおいて、パトリックは若い才能の成長を助け、フィールド内外で常に模範的な行動を示した。我々は、このプロジェクトの第一段階でパトリックが成し遂げた仕事に感謝の意を表し、謝意を表したいと思う。彼の今後の大成功を祈っていており、彼はいつでもクラブに歓迎されるだろう」とコメントしている。
また、イギリスメディア『サン』によればアメリカサッカー協会が次期代表監督として2016年にニューヨーク・シティでも監督経験があるヴィエラ氏をリストアップしていると報じており、同氏の新た仕事場はすぐに見つかる可能性もありそうだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト