ストラスブールの新指揮官に就任したヴィエラ氏 [写真]=Getty Images
ストラスブールは2日、パトリック・ヴィエラ氏が新監督に就任したことをクラブ公式サイトで発表した。
チェルシーのオーナーを務めるコンソーシアム『BlueCo』によって先月22日に買収されたストラスブールは、シーズン途中から率いてリーグ・アン残留へと導いたフレデリック・アントネッティ前監督が2022-23シーズン限りで退任。後任にはプレミアリーグ屈指のレジェンドであるヴィエラ氏を招へいすることに成功し、2026年6月30日までとなる3年契約を締結した。
現在47歳のヴィエラ氏は現役時代、アーセナルやユヴェントス、インテルなどでプレー。1996年から2005年にかけて在籍したアーセナルでは公式戦通算396試合に出場し、11のタイトル獲得に貢献した。また、2003-04シーズンには同クラブでプレミアリーグ無敗優勝を果たした。
フランス代表として1998年のFIFAワールドカップ優勝も経験しているヴィエラ氏は、2011年夏にマンチェスター・Cで現役を退き指導者に転身。同クラブの下部組織にてマネージャーやリザーブチームの監督を務めた後、2016年からはニューヨーク・シティ、2018年夏からは母国のニースを指揮した。2021年夏からクリスタル・パレスを率い、1年目は12位で終えたものの、2年目の今年3月に成績不振で解任されていた。
新指揮官就任が決定したヴィエラ監督はストラスブールのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「ラシン(・クルブ・ドゥ・ストラスブール)に加入することができてとても嬉しい。私はこのクラブの歴史とアイデンティティ、熱意、地域にとっての重要性を知っている。ここはサッカーと情熱の場所だ。会長のマルク・ケラーによる近年のクラブの再建は称賛に値する。彼と一緒に仕事ができることは私にとって本当に嬉しいことだ。今日、ラシンにとっては新たなサイクルが始まる。クラブの強さを定義してきた価値観に頼りながら、何かを構築していくことができるのは監督として楽しみなことだ」
By サッカーキング編集部
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