![](/news/wp-content/uploads/2024/10/miyakonojo.jpg)
スノーピーク都城キャンプフィールド
株式会社スノーピーク(代表取締役 社長執行役員:山井太、本社:新潟県三条市)は、製品および公共施設を含む6点で『2024年度グッドデザイン賞』(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせいたします。また今回の受賞を経て、1990年の初受賞以降、通算受賞製品数は105点となりました。
この度、受賞した製品は、ウィンゼル2・ソリッドステーク デルタ・セイエン・ギガパワーストーブ レクタ・セレスの5製品、そして公共施設としてスノーピーク都城キャンプフィールドの1点、合計6点となります。スノーピークはこれからも「自然と人、そして人と人をつなぎ、人間性を回復する」という社会的使命のもと、革新的なモノ、コト、サービスを通じて、一人でも多くの笑顔を生み出すべく邁進してまいります。
受賞した製品および公共施設と、審査員のコメントは以下の通りです。
<グッドデザイン賞>ウィンゼル 2
![](/news/wp-content/uploads/2024/10/SD-828.jpg)
〈審査員のコメント〉
フライシートのロープレスは、従来のテントの設営時間を大幅に短縮させた。また入口のジッパーレス設計は、実体験からのフィードバックを反映させたものであることが窺える。細やかな部分への配慮により、高い快適性を実現した製品となっている。
<グッドデザイン賞>ソリッドステーク デルタ
![](/news/wp-content/uploads/2024/10/SolidsteakDelta.jpg)
<審査員のコメント>
三角形の断面は鋭い打ち込みやすさを実現しており、テンションが掛かる側がフラットであるため、高い保持力も発揮する。形状のデザインとして落とし込まれた、一目で分かる打ち込み角度も優れており、高い機能性を備えたプロダクトである。
<グッドデザイン賞>ギガパワーストーブ レクタ
![](/news/wp-content/uploads/2024/10/GIGApower_Lecta.jpg)
<審査員のコメント>
ギガパワーストーブ レクタは、携帯用調理器具における革新的なアプローチを行なった画期的な製品である。従来の小型コンロが抱える熱の分布が局所的で均一でないという問題に対し、独自のH型バーナーヘッドが広範囲にわたって熱を均等に分散させるため、炊飯やホットサンドなど、均一な熱を必要とする調理に最適である。また、収納式のプラグと点火装置は収納スペースを最小限に抑え、機能性を損なうことなく高い携帯性を実現している。考え抜かれたデザインと実用性、そして調理性能の向上を兼ね備えた製品として高く評価された。
<グッドデザイン賞>セイエン
![](/news/wp-content/uploads/2024/10/Seien.jpg)
<審査員のコメント>
『セイエン』は、伝統技術と現代技術を融合させることで焚き火調理に革命をもたらす、優れたデザインイノベーションである。日本の伝統文化である「原始焼き」に着想を得た独自の手法により、煤の出ない清潔な調理が可能となり、素材本来の味を最大限に引き立てることができる。この製品は新たな焚き火調理の体験を提供するだけでなく、子供を含めたあらゆる年齢層に向けて、楽しく安全に「火育」を促してくれる。コンパクトで収納しやすいデザインはキャンプに理想的であり、実用的な調理器具としての機能も優れている。自然とのつながりを深める体験を提供するこの製品は、キャンプ用品市場において際立ち、アウトドア愛好家に創造的で豊かな体験をもたらすものとして高く評価された。
<グッドデザイン賞>セレス
![](/news/wp-content/uploads/2024/10/Seres.jpg)
<審査員のコメント>
キャンプにおいての光源の確保は、誰しもが経験したことのある課題であった。『セレス』は一台で空間全体から部分まで、間接光と直接光を駆使して照らすことができる。その汎用性と実用性を1本のスティック構造で実現した製品は、アウトドアを知り尽くした専門家にしかできない完成度であり、使ってみたいと思わせるデザインとして高く評価した。
<グッドデザイン賞>スノーピーク都城キャンプフィールド
![](/news/wp-content/uploads/2024/10/miyakonojo.jpg)
<審査員のコメント>
南九州の自然の豊かさを感じられる設えを備えた快適な空間は、意外に多くない。自然と対峙する建築空間やランドスケープは、地域の人達にとっても喜ばれているだろう。しかし、官民の連携は簡単ではない。近隣の他の温泉エリアに比べて、都城市の観光集客力は厳しい。地域の課題点や地域の産業との連携にも手間と時間が掛かっただろう。しかし、それらの難しかったプロセスを吹き飛ばすような、行ってみたくなる素晴らしい空間に仕上がっている。ただ、シンプルに自然と向き合う快適な空間が望まれている。関之尾公園を含めた活性化に期待したい。