【コラム】 from STAFF愛着図鑑 vol.20
Snow Peak Store スポーツオーソリティ アウトドアステージ センター南Kazuya Yamamoto／山本 和也
【愛用歴7年】
ラックソット
ただのソファーじゃない。初めてラックソットを見た時、これは今までにない製品だ、と思いました。
2016年に発売されたとき、入社2年の自分には正直ちょっと高かったけれど、背伸びして手に入れました。
私がイスにこだわるのには理由があります。それは、キャンプで一番長く時間を過ごすのは、イスに座っているときだから。
設営を終えてひと息入れるとき、食事のときや仲間とおしゃべりするとき、満天の星空を見上げるとき、ただぼーっとしていたいときも、イスに座っている。だから、イスの座り心地次第でキャンプの快適さが決まるとさえ思います。
その点、ラックソットはゆったりしていて最高の座り心地。初めて座ったとき、自然の中でソファーで寛げるとは、なんて贅沢なことなんだと感動しました。
そんな我が家のラックソットは、今では子ども部屋で活躍しています。今年3月に子どもが生まれたのを機に、夜の授乳当番のときの簡易ベッドとして使い始めました。
コットにして、リクライニングチェアのように頭の方の座面を起こすと、赤ちゃんを抱っこしながらリラックスできて、ちょうどいいんです。これは発見でした。座面が広いので、おむつ替えのときも活躍します。この先、子どもがつかまり立ちをするときもラックソットを掴むかな、と、その日を楽しみにしています。
使い勝手がいいだけでなく、かさばらず目立ち過ぎず、見た目もサイズ感も思った以上に家にしっくり。脚のベルトを外せば、お掃除ロボットもすいすい通ります。キャンプ道具なのを忘れてしまうくらい、部屋に馴染んでいます。
購入から7年、買ったときには考えてもいなかった使い方をしながら、改めていいギアだなと実感しています。いつか子どもがキャンプデビューするときは、もちろんこのラックソットも一緒に。沖縄がいいかな、なんて、夫婦で話しています。
Epilogue
いかがでしたでしょうか。長く使ってきた道具とあなたが織りなす時間は、どんなに優れた新製品を買っても手に入ることはなくて、その時間を、人は「愛着」と呼ぶのだと思います。
新潟・福岡にあるアフターサービスルームには、今日も遠方から修理の必要な道具たちが届きます。壊れたら捨てるのではなく、大事になおしてまた使って欲しい。そんな想いを込めて今日も丁寧に修理にあたっています。
もしも、道具が壊れたらいつでも私たちスノーピークにお送りください。想いを込めて修理し、皆さまにお戻しいたします。
