【コラム】 from STAFF愛着図鑑 vol.12
営業推進課Haruka Nakamoto/仲本 悠
【愛用歴6年】
マナイタセットM
奈良で生まれ育った私は、父の影響で幼い頃からアウトドアを楽しんできました。自然に触れる機会がたくさんあり、大人になった今ではその頃の体験を懐かしみながら山々へ出向いています。
社会人になってからは登山やトレッキングはしていたものの、転勤をきっかけに当時の同僚に誘われてキャンプに行ったことで、改めてキャンプならではの「自然の中で遊ぶことの面白さ」に気付かされました。といっても、最初はSNSで映えるようなおしゃれさはゼロ。
野菜を切るにも、ホームセンターで購入したナイフと平らなお皿で切っているレベルでしたが、そこから「ワンランク質を上げたい」と思い、以前から狙っていたマナイタセットMを買いました。購入してからというもの、道具の質が上がっただけでなく、作る料理やキャンプへ誘う友人の幅まで広がっていきました。
とりあえず切って焼くだけだったのが、パエリアなどの写真映えする料理にも挑戦するようになり、料理の幅が広がると、アウトドア経験のない同世代の女性も誘いやすくなりました。行き先も水回りのキレイなところや、景観の美しいところを選ぶことが増え、道具ひとつでこんなにも変わるものかと、自分でも驚きました。
キャンプでは、みんなでお酒を飲んで、おしゃべりをしながら料理を作るのが好きです。普段は家で料理をしない人にも外ごはんの楽しさを知ってほしくて、やってみたい!という人にはマナイタセットを貸してあげるんです。包丁を使い慣れていない人が使うせいか、マナイタにはいつの間にか大きな傷が入っていることもしばしば。さらに、ついこの間は包丁の柄が折れてしまうというハプニングまで起きてしまいました。
包丁の柄が折れたときはさすがに驚きましたが、道具は使ってなんぼ。キャンプに興味を持つ人が増えてくれたら、それだけでうれしいです。包丁は修理が難しい状態だったので、後日新品に交換しました。それも含めて、今となってはいい思い出です。
いつも一緒にキャンプへ行く友人の結婚が決まったときに、お祝いに贈ったのもマナイタセットMでした。「結婚祝いは何がいい?」と聞いたら、「マナイタセットがいい!」とリクエストしてくれたんです。私が使っているのを見ていた友人が気に入ってくれたことが、すごくうれしかったです。それ以来、マナイタセットMという製品そのものにも特別な愛着を感じています。
キャンプで仲間たちと一緒にごはんを作って、「おいしいね」と笑い合える時間は、この上ない至福の時間。マナイタセットMは、キャンプの質を上げ、野遊び仲間を増やしてくれた大切なギアです。
Epilogue
今回の「愛着図鑑」は、いかがでしたでしょうか。長く使ってきた道具とあなたが織りなす時間は、どんなに優れた新製品を買っても手に入ることはなくて、その時間を、人は「愛着」と呼ぶのだと思います。
新潟・福岡にあるアフターサービスルームには、今日も遠方から修理の必要な道具たちが届きます。壊れたら捨てるのではなく、大事になおしてまた使って欲しい。そんな想いを込めて今日も丁寧に修理にあたっています。もしも、道具が壊れたらいつでも私たちスノーピークにお送りください。想いを込めて修理し、皆さまにお戻しいたします。