普及事業(講習会・教室):スケートをはじめよう。 | 公益財団法人 日本スケート連盟 - Japan Skating Federation

さぁ、スケートを始めよう! LET’S GET STARTED!

スケートに行く前に準備をしよう

帽子(ヘルメット)

頭部保護のため、なるべくかぶりましょう。リンクによってはヘルメットを用意している所もあります。

服装

動きやすくまたケガ防止のために素肌の出ない長袖・長ズボンがお勧めです。リンクは寒いので防寒用の上着なども用意すると良いでしょう。

手袋

必ずご持参ください。転んだ時に他の人のスケート靴のエッジでケガをする危険があります。

靴下

普段はいている物と同じ厚さのものにしましょう。また短い靴下は避けて長めのものにしましょう。靴に合わせるために予備を一足持って行くのも良いでしょう。

スケーターのマナーと注意事項

  • 靴を履く前に必ず準備運動をしましょう。
  • 氷上にものを捨てたり、スケート靴で氷に穴を掘ったりするのはマナー違反です。滑走中にスケート靴がひっかかって大変危険ですのでやめましょう。
  • 逆まわりや大勢で手をつないで滑るのも危険なのでやめましょう。
  • スケートリンクに着いたらリンクの注意事項も確認しておきましょう。

貸靴の選び方

貸靴には次の様な種類が一般的ですが、リンクによってまちまちです。

  • フィギュア

    フィギュア

  • ホッケー

    ホッケー

  • スピード(ハーフスピード)

    スピード(ハーフスピード)

  • フィギュア(バックル式)

    フィギュア(バックル式)

どの種類の靴でも良いですが、自分の足にぴったりと合うサイズの靴を選ぶことのほうが重要です。普段履いている靴のサイズを履いてみて、きついようであればワンサイズ上を、ゆるいようであればワンサイズ下の靴を履いてみましょう。それでもサイズが合わない場合には、予備の靴下を重ねて履くなどして靴に足を合わせましょう。

(競技用スケート靴の例)

  • フィギュア

    フィギュア

  • ホッケー

    ホッケー

  • スピード(ショート)

    スピード(ショート)

  • スピード(ロング・スラップ)

    スピード(ロング・スラップ)

靴の履き方例

靴の正しい履き方をマスターする事はとても大切です。靴が正しく履けていないとスケートが上達しないばかりかケガもしやすくなります。フィギュア靴の履き方の例で見てみましょう。

ひもをつま先まで十分ゆるめます。

ベロを引っ張り出します。

足先を靴のつま先までしっかり入れ、次にかかとを下ろします。(ひもを十分ゆるめずに足を入れようとすると、入りにくいので注意して下さい)

足全体が入ったら、かかとで床を軽くトントンと叩いて、かかとを靴に合わせます。

ベロを引っ張り真ん中にして下(つま先側)からひもを順に引いて締めて行きます。

ひもがゆるまないようにしながら、足首のところまで締めていきます。

ひもを一度クロスさせてからホックに引っ掛けます。

クロスをしてからホックへ引っ掛けるのを繰り返し一番上まで締めていきます。

ひもがゆるまないようにしながらちょう結び(花結び)をします。

ひもが長い場合、輪の部分でもう一度ちょう結び(花結び)をするという方法もあります。

足の甲の部分のひもに指を掛けてみて、ゆるみがないか確認しよう。指が入るようであればゆるいのでもう一度締め直しましょう。

立ち上がって、垂直立ちしているか確認しましょう。足が内側や外側に倒れてしまう場合はサイズ確認をしてもう一度履き直しましょう。

かかとを付けてつま先を開きます。軽く足踏みをして、足が靴にピッタリ合っていることが確認出来たら、靴履きは完了です。

氷上に出たら

プレーン・スケーティングの基本の立ち方から始めましょう

基本姿勢

手は横の方におきます。 少しひざを曲げます。 肩の力は抜きましょう。

ブレードを垂直に立てて立ちます。

かかとをつけてつま先は開きます。

立てたら次は歩行です

氷上歩行

基本姿勢で行います。
歩幅は自分の足のサイズの半分位でかかとの方で氷を踏みしめ、ひざを軽く曲げ歩きます。

つま先は開いたまま一歩、二歩と歩きます。
地面を歩くときの歩き方と違います。 足を上げるときにつま先で氷をけらないようにしましょう。

いよいよ初歩の滑りを始めましょう

自然滑走

基本姿勢で立って体を左右にゆり動かす。 右→左→右・・・と左右に体重を乗せ換える。 体重を乗せていない足を氷面から少し浮かす。 かかととかかとはなるべく離さないようにして、繰り返すとつま先の方向にジグザグ滑り出す。

POINT:体重は常にかかとよりにかける

自力滑走

左方向から滑り出してみましょう
基本姿勢で立ち膝を少し曲げる→上体を斜め左(滑り方向)に向ける。 右足エッジ全体で氷を軽く押す→左足が少し滑り始める。

押し終わったら右足を氷から離す(体重は左足のかかとよりに乗せる) かかととかかとを寄せつけ膝を曲げる。

次に上体を斜め右(次の滑り方向)に向ける。 左足エッジ全体で氷を軽く押す→右足が滑り始める。 押し終わったら左足を氷から離す(体重は右足のかかとよりに乗せる) かかととかかとを寄せつけ膝を曲げる。 左・右・左・右と以上の動作を繰り返す。

POINT(押し方):
初めは「ほんの少し押し」、慣れてきたら「もう少し押す」感じで斜め横後方に押します。
つま先で押さず、エッジ全体で押すのがポイントです。

止まり方(イの字ストップ)

滑ってきたら両足をそろえて体重を土踏まずの少し後ろに乗せて惰力で滑る。 滑りながら体重を左足A点に乗せ右足は体重がかからない状態にしながらB点を軸としてかかとをななめ前になでるように押し出す。

POINT:
右足は親指のつけねあたりで氷を軽くけずる
腰をおろしながらインエッジ全面で氷面に摩擦を加える。
肩の力を抜き、ひじは軽く曲げて手のひらは正面に向ける。
ご注意:最初は止まったままで体重のかけ方や氷を削る練習をして次に1、2歩軽く滑って止まる練習をしましょう。