小豆島いちご部会 栽培講習会&圃場合同巡回が開催されました
先日、小豆島いちご部会による栽培講習会&圃場合同巡回が開催されました。近年の猛暑や残暑による育苗時の花芽分化の遅れや根痛みなどの問題について議論が行われました。
猛暑と残暑の影響
昨今の気候変動による猛暑や残暑は、いちごの育苗に大きな影響を及ぼしています。特に、花芽分化の遅れや根痛みといった問題が顕著に見られるようになっています。これに対処するため、遮光資材の使用方法や潅水の注意点についての詳しい説明がありました。
遮光資材と潅水のポイント
遮光資材は、いちごの生育環境を最適化するための重要なツールです。適切な遮光は、過剰な日差しから苗を保護し、温度管理を助けます。また、潅水に関しても、適切なタイミングと量が求められます。これらのポイントについて、普及員から具体的なアドバイスが提供されました。
圃場の合同巡回
講習会に続いて行われた圃場の合同巡回では、現在の圃場の状態を参加者全員で確認しました。各園主から栽培の概要や工夫点について説明があり、実際の栽培現場での知見を共有する貴重な機会となりました。
天候不順とマルハナバチの導入
今年は春から天候不順が続き、病気の発生や不受精果の発生が課題となっていました。このような状況下で、マルハナバチの導入に関心を持つ生産者が増えていることも明らかになりました。マルハナバチは、自然受粉を促進し、いちごの品質向上に寄与します。
まとめ
小豆島いちご部会の栽培講習会&圃場合同巡回は、今後のいちご栽培に向けた重要な情報共有の場となりました。参加者たちは、最新の栽培技術や問題解決策を学び、それぞれの圃場に持ち帰って実践することで、今後の生産性向上を目指します。