魚の祭典「第10回Fish-1グランプリ」 シダックスが審査員特別賞を受賞 低未利用魚の活用で水産物のサステナビリティを推進 | シダックスグループ
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お知らせ

2024年11月05日

魚の祭典「第10回Fish-1グランプリ」
シダックスが審査員特別賞を受賞
低未利用魚の活用で水産物のサステナビリティを推進

事業を通じて社会課題解決を実現する総合サービス企業 シダックスグループで、全国の企業、学校等で食事提供業務を行うシダックスコントラクトフードサービス株式会社(本社:東京都渋谷区、以下、SCF)は、2024年11月4日(月・振休)に東京・お台場青海地区特設会場にて開催されたイベント「第10回(2024年度) Fish-1グランプリ」(主催:国産水産物流通促進センター構成員、全国漁業協同組合連合会)内で実施された「国産水産物料理コンテスト」において、エントリーした料理「フカカツWタルタル」が、審査員特別賞を受賞しました。


受賞した「フカカツWタルタル」


当社受賞の様子




今回で10回目となる本イベントは、国産水産物の消費拡大を目指す目的で毎年度開催されており、特に漁師が推奨する魚介類(プライドフィッシュ)や低未利用魚(資源量に対して利用が進んでいない魚介類)等を使用した魚料理を募集する「国産水産物料理コンテスト」が中核となっています。当コンテストでは、計42作品のエントリーの中から最終審査に残った8作品を一般来場者と審査委員向けに販売・提供。その対象者の中で投票・審査が行われ、SCFがエントリーした料理「フカカツWタルタル」が審査員特別賞を受賞しました。

「フカカツWタルタル」は、宮城県産ヨシキリザメのフライに、刻んだ「ずんだ(枝豆)」と「いぶりがっこ(燻製たくあん)」のタルタルソースをのせた、東北を代表する食材を多く使用した一品です。サメの切り身は、主にすり身としてはんぺん等に利用される以外は未利用となることが多い食材です。しかし調理次第でおいしく食べられるため、サメの身をカツとして活用。ヨシキリザメを無駄なく活用できるメニューとして、漁業の持続可能性や漁業の復興の一助となり、さらには地元名物化が可能となるため、東北を応援するメニューとして仕上げました。


会場では、来場者や審査委員の方々から「おいしいです。さっぱりしていて、くさみとかも全然ないです」「『ずんだ』と『いぶりがっこ』のタルタルソースがアクセントになっていて、新しい味!」といったお声をいただきました。


シダックスグループではこれまでも、低未利用魚やブルーシーフード(資源量が豊かで、生態系を守りつつ、管理体制の整った水産物のこと)を使用したメニューを、食事提供業務を受託している企業、学校、病院等で提供し、持続可能な水産物の活用に努めてきました。また、復興支援を目的に宮城県産の水産物を使用したメニューを社員食堂等で提供した実績もございます。なお、回受賞したメニュー「フカカツWタルタル」は、20253月に東北応援フェアメニューとして、全国約230カ所(予定)の店舗・施設で提供します。


シダックスグループは、今後も食の提供を通して、持続可能な漁業や水産物の推進、さらに地域の食文化の魅力発信に貢献していきます。


10回(2024年度)Fish-1グランプリ」内 「国産水産物料理コンテスト」概要

■開催日         
2024年11月4日(月・振休)

■会場              
東京都・お台場青海地区特設会場(東京都江東区)

■主催                           
国産水産物流通促進センター構成員 全国漁業協同組合連合会

■応募資格     
①各都道府県漁連・府県漁協、漁協、自治体
②さかなの日(※)賛同メンバー(※水産庁が官民協働で魚食普及を推進する活動「さかなの日」に賛同する企業・団体限定。SCFはここに該当します)
③その他、加工メーカー、飲食店等(※ただし、漁連・漁協、自治体のいずれかとのタイアップした企業・団体に限ります)

■内容             
プライドフィッシュ(JFグループ<漁連・漁協>が推進する魚食普及の取組み。全国の漁師が推奨する魚介藻類)、低未利用魚、その他国産水産物を使用した魚介藻類料理を競うコンテスト。書類選考のうえ最終審査に残った8作品を、当日会場で600食販売・提供し、一般来場者と審査委員が審査・投票を実施。グランプリを決めます


会場での販売の様子



会場での販売の様子


「第10回(2024年度)Fish-1グランプリ」内 「国産水産物料理コンテスト」審査員特別賞受賞メニュー「フカカツWタルタル」について


■開発において工夫した点
野外で行われる最終審査まで残ることも意識し、お客様が食べやすく、かつ親しみやすい料理に仕上げるべく、フライ料理として考案しました。

東北の名物食材を使ってご当地感を楽しんでもらいたいのと同時に、一般の市場ではあまり流通しないサメの身を活用することで、食を通じて環境と漁業関係者の方々への感謝の気持ちを表現すると共に、漁業の持続可能性を高める一助になればと考えたお料理です。これを機に新しい名物メニューになっていけば嬉しいです。

■受賞の喜び
当社は2022年から「さかなの日」の取り組みに賛同し、毎年11月に、食事提供業務を受託する全国の企業、学校、病院、高齢者施設、保育園などにおいて特別メニューの提供、ポスターやツールにて本取り組みの発信を行ってきました。


今回、受託店舗・施設の喫食者様だけでなく、一般の方々にも、食を通じて未来の子供たちに豊かな海やおいしい魚を残したいという、当社の想いを知っていただこうとコンテストへの初参加を決めました。その想いも伝えられての受賞だと感じ、大変嬉しく思います。


会場で販売した「フカカツWタルタル」



  • SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALSSUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

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