映画
一箇所どころか全部分からんわ SNSなどみてもやたら評判が良い本作。 「黒沢清が詰まってる」とか「黒沢清の最高傑作かも」みたいな感想まであるので何だかんだ今まで黒沢清作品を観たことがない僕は「じゃ、黒沢清の美味しい所だけ頂きますか」と映画『Chim…
GENERATIONSのメンバー全員が本人役で出演という見るからにヤバそうなホラー映画だったのにちゃんと怖くてビビった映画『ミンナのウタ』のDNAを引き継いだ作品が出ると聞いて、怪異さなVS山王連合会観れるのか!!!とハシャいでいたらまさかのLDH抜きマキタ…
どうせ殺せれないんだからデスゲームに子供を参加させんな 逃走中が映画化されると聞いてすごくワクワクしたんですよ。逃走中と聞くと大半の人はハンターから逃げて大金ゲットというイメージが湧くかもしれないが、個人的に逃走中で一番好きなのはその世界観…
どっちがセクシーでどっちがダンディーだよ。どう見ても両方共だろ。 まだ10歳にもなっていなかった頃『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』を祖母に連れられて塚口サンサン劇場で観てそのままさんさんタウン3番館の屋上遊園地で遊んだ記憶がある。パン…
25歳の西片はピュアとか鈍感通り過ぎてもはや怖いんだけど、高橋文哉くんが可愛いのでアリ。 「原作愛云々実写化は出来るだけ原作通りにしなければならない」という圧が強まる中で「実写化します!映画では原作の10年後を描きます!!中学時代に親の都合で転…
戦車が来るより怪物刑事マ・ソクトが来た方が絶望する 上腕二頭筋の太さが僕の太股2つ分で有名な俳優マ・ドンソク演じる“怪物刑事”マ・ソクトが、拳ひとつで最狂の悪党たちを撃ち破る爽快アクション『犯罪都市』最新作 NO WAY OUT。1作目の韓国チャイナタウ…
登場人物をピンチにさせる為に愚かな行動を繰り返すのやめよう 映画『マダム・ウェブ』が悪い意味で話題沸騰中だ。 きっかけはアグリゲーションサイト、ロッテントマト で13%(2月23日現在)と評論家から受けが悪かったことだ。まぁただ大事なのはオーディエン…
ま~たイロモノ作品出てるよ小芝風花 出演作が途切れない女優・小芝風花。 僕が彼女を知ったのは実写版『魔女の宅急便』だった。その時は映画自体のクセの強さに持っていかれてあまり印象に残らなかったが、その愛すべきコメディエンヌぶりを実感したのが実…
何かあったら警察を呼ぼう 2021年に発足した、ホラージャンルに絞った短編作品の一般公募フィルムコンペティション日本ホラー映画大賞。その第1回大賞受賞作を新鋭・下津優太監督が長編映画化した『みなに幸あれ』が公開された。日本ホラー映画界の巨匠・清…
どうして僕は中学生時代に綾野剛と出会わなかったのか 今回取り上げる映画『カラオケ行こ!』は変声期の訪れに悩む合唱部の部長がヤクザにカラオケに誘われることから始まる青春エンタメ作品である。 「カラオケ」「合唱」「声変わり」と僕の3大トラウマをえ…
2023年の映画興行収入ランキングを見ながらグダグダと無責任に感想を書く。自分とは関係ない金や数字の話は純粋に楽しいからだ。 参考にさせて頂いたサイト。 23年「映画興収TOP10」前年超え興収も喜べない訳 アニメの大ヒットが支える興行に潜む危うさ | 映画…
昨年、山崎貴がゴジラ新作の映画を監督すると発表された時、ネットは荒れた。 トレンドには「ユアストーリー」がランキングされ「大人になれ」展開になるのでは!?と戦々恐々としていた。 Twitterにいると実際に観たことはないのに定期的にトレンドになるせ…
リゾートバイトという怪談話をご存知だろうか 今から14年前、2009年に投稿サイト「ホラーテラー」に書き込まれたネット怪談。 夏休みを利用し、海に近い旅館でアルバイトすることになった3人の大学生。建物は2階建てであった。しかし、女将さん曰く現在は「2…
初めてスタツアを劇場で観た時「うわぁ、声出しの応援上映だったらより楽しくなりそう」と思ったのを鮮明に覚えている。 鑑賞中に何度も劇中の観客につられて声を出してしまいそうになる。鑑賞中に声を出してはいけないと分かっていても、油断しているとその…
「怪異に対して圧倒的に無力な人間」というJホラーに横たわっていた絶対的なお約束を「そんなお約束なんて知らねーーーーとメインウェポンは金属バットでガンガン立ち向かっていく」構図で打ち破った意欲作『コワすぎ!』 記念すべき1話で「口裂け女を捕獲す…
「エロイムエッサイム」という言葉をご存知だろうか。 エロイムエッサイムとは、中世期の欧州で人気となった「グリモワール」という魔術書にある言葉で悪魔を召喚するのに使われていたと言われる。有力な解釈としてはヘブライ語で「神」を意味する「エロイム…
「3匹の子豚」がモチーフかと思ったら全然違うやつ チリのストップモーション・アニメーション映画『オオカミの家』が公開された。監督は、クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャ。同じくレオン&コシーニャが手掛け、『ヘレディタリー/継承』で有名…
映画『バービー』は日本公開前からバーベンハイマーでTVニュースで取り上げられるぐらい荒れ、公開後は『GANTZ』で知られる漫画家の奥浩哉氏の感想が炎上している。 ネットが炎上してSNSにおける話題の大きさは本年度でもトップクラスになっているのに日本の…
Jホラー映画って予算少なめでもそこそこの出来が製作できてそこそこヒットするからホラー映画の擬態型しているアイドル映画が多い。僕たちJホラー映画ファンという生き物はそういう映画を観に行っては蛇口を開けてもピチョピチョ数滴だけ落ちてくる水滴のよ…
これは儚い妄想 僕は社畜。しがない社畜。 その日は、どうかしてたんだと思う。 年下の上司に怒られ、同僚からは失笑され、家に帰っても慰めてくれる人なんて存在しない。 ああ、だから───魔が差したのだろう。生まれて初めてのスリをしてしまった。 背広で…
宮崎駿監督によるスタジオジブリの新作『君たちはどう生きるか』が、いよいよ今週金曜の7月14日から公開される。82歳になった宮崎駿監督の恐らく年齢的に引退作になりそうな本作は公開日とタイトル、鳥のような絵が描かれたポスタービジュアルのみが発表され…
ナチスのマッツ・ミケルセンが悪くてえっちで頑丈なのでヨシ!!! 1981年に1作目の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が公開され大ヒットしたハリソン・フォード演じる考古学者インディ・ジョーンズの冒険を描くアドベンチャー映画の金字塔「インディ・…
奄美大島に伝わるとされる「いまじょ」と言う怪談をご存知だろうか。 昔、奄美大島の用心棒に金持ちの家で働くヤンチュ(債務奴隷のようなもの)に「いまじょ」という娘がいてかなり美人だったという。 その家の主人もいまじょの美しさに惹かれていて、ある…
『万引き家族』などの是枝裕和が監督を務め、脚本を『花束みたいな恋をした』などの坂元裕二、音楽を坂本龍一が担当したサスペンス。けんかをした子供たちの食い違う主張をきっかけに、社会やメディアを巻き込む騒動が起こる。 第76回カンヌ国際映画祭で脚本…
露伴先生が好奇心で怪異に首を突っ込んで酷い目にあう実家に帰ったような安心感のある映画 【原作】荒木飛呂彦【監督】渡辺一貴 【脚本】小林靖子 「日本の漫画・アニメを実写化した際の成功例は?」と問われたら、『孤独のグルメ』か『岸辺露伴は動かない』…
『GotG』1作目観る前の僕「なんだ……この初めて見る地味な色物集団作品。しかも宇宙が舞台ってアベンジャーズと合流できるのかよ」『GotG』3作目観た後「MCUで一番話も纏まってるしキャラも揃ってて最高!!!」 監督: ジェームズ・ガン ガーディアンズ・…
映画の中でマリオとルイージが実家に住んでいて、40代ぐらいでも実家住まいなんて時代だなぁ~~と思っていたら、まだ26歳前後らしく「世界一有名なヒゲのおじさん」っておじさんじゃないじゃんと嘆く30代おじさんの感想ブログです。 マリオの映画が公開され…
『映画刀剣乱舞-黎明-』を観た僕は、ものすごい衝撃を受け、フラフラになって映画館をあとにした。 本作は2015年にEXNOA(旧DMMゲームズ)とニトロプラスが共同製作したPC版ブラウザゲーム『刀剣乱舞』を実写化したもの。 一応、2019年に公開された『映画刀…
仮面ライダーに触れてこない人生だった。 小さい頃、兄の影響で『真・仮面ライダー 序章』と『仮面ライダーZO』を見た記憶がうっすらあるけど、殆ど覚えていない。ネオ生命体とクモ女のインパクトある見た目に「こわ…」となった記憶しかない。今2人を見直し…
「今度公開されるエブエブって映画、あれ実質ボボボーボ・ボーボボなんだよ」 そんな阿呆なツイートを見たのは仕事をサボってスマホを見ていたある日の午後のことである。 エブエブといえば宣伝文句でとりあえず「あのミッドサマーのスタジオA24が贈る」が付…