年中行事
ANNUAL EVENT
万霊燈籠供養会(ばんれいとうろうくようえ)8月15日
終戦記念日であり、月遅れのお盆でもある8月15日の夕刻、本堂では万霊燈籠供養会が行なわれる。外陣に施餓鬼棚が設けられ、故人の名が記された燈籠が整然と並べられる。内陣での読経の間に燈籠に火が入り、読経ののち貫首を先頭に、散華の行道(花びらをかたどった紙片を散じながら燈籠を加持する)が行なわれる。最後に、燈籠は本堂北側境内に運ばれ、不動明王真言が唱えられるなか、お焚き上げが行なわれる。夏の夜を照らす清らかな炎に、人びとは亡き人の冥福を祈る。
施餓鬼棚の前にて読経が唱えられ、荘厳な雰囲気に包まれる。
夕闇の中に浮かび上がる、多くの燈籠。
法要後、燈籠は本堂裏でお焚き上げされる。