認定級 3級
能中 宏美 さん
ANAセールス株式会社勤務
──受検のきっかけは何ですか?
旅が好き、地図を見るのが好きで、世界遺産は以前から興味を持っていました。きちんとした知識があれば、仕事にもプライベートの旅にも役立つだろうとも思っていましたね。直接のきっかけは先輩が受検したことです。それに刺激されて同じ支店の5人で一緒に3級を受検することにしました。
──受検勉強はどのようにしましたか?
先輩からテキストの『はじめて学ぶ世界遺産100』を譲っていただきました。それを一通り読んだあと重要な部分を整理してノートにまとめ、赤や青のチェックシートを使いながら覚えていきました。直前1週間は問題集で最後の仕上げをしました。マックにこもって勉強したり、久しぶりに学生になった気分でした(笑)。
受検前は5人で顔を合わせると「あれが出るのでは?」「これが出そう」などと話していました。直前に小笠原と平泉が認定されたので出るのではないかと思っていましたが、実際に時事問題として出題されました。93点で合格しましたが、基礎知識の部分をちょっとおろそかにしていました。
受検したことで、仕事に自信が持てるようになった
──世界遺産の知識は仕事に役立っていますか?
はい。特にヨーロッパの商品は世界遺産が入っているものが多く、お客様はパンフレットをよく読み込んで、さらに調べてくる方もいらっしゃいます。そんなお客様にも受検で得た知識を元にお話できるようになり、以前より自信をもって仕事ができるようになりました。「おすすめはどこ?」と聞くお客様も多く、そんな時以前なら対応が難しいと感じていたのですが、今では「世界遺産がたくさんあるイタリアはいかがですか?」など、具体的におすすめできるようにもなりました。先日1人で「イタリアンハーモニー」というツアーに参加した年配の女性のお客様がいて、事前に「不安だ」と何度も電話を頂いたのですが、安全対策をはじめ世界遺産の魅力もお伝えしたところ、後日「とても楽しかった」とお電話をいただきました。とても嬉しかったですね。世界遺産はお客様とのいいコミュニケーションツールにもなると感じています。
──受検勉強はどのようにしましたか?
実は勉強したことを忘れないうちに2級を受けようと思い、すでに『世界遺産検定公式ガイド300』を買っています。3級はきちんと勉強をしていれば誰でもすんなり受かる、旅行業界で働いているのだから「2級をとってこそ」という気持ちです。「1-Dayガイダンス」にも時間が合えばぜひ参加したいと思っています。