「PAN-OS」脆弱性狙う「Lunar Peek作戦」 - FW上にウェブシェル設置
Palo Alto Networksの「PAN-OS」に複数の脆弱性が確認され、すでに悪用されている問題で、同社は、攻撃の詳細を明らかにした。侵害を受けた可能性がある場合はサポートへ連絡するよう求めている。
ウェブ管理インターフェースにおいて、認証を必要とすることなく管理者権限を取得し、設定変更や、他脆弱性の悪用を可能にする認証回避の脆弱性「CVE-2024-0012」や、権限昇格の脆弱性「CVE-2024-9474」が明らかとなったもの。
同社では、今回確認された初期の攻撃活動を「Operation Lunar Peek」と名付け、外部研究者や顧客と連携しつつ、悪用事例について調査を進めている。
報告された事例では、管理インターフェースに対してコマンドを実行したり、ウェブシェルをはじめとするマルウェアをファイアウォール上へ設置していた。設置されたウェブシェルのペイロードは難読化されていたという。
また攻撃者が匿名VPNサービスを経由することで攻撃活動を隠蔽していた。
(Security NEXT - 2024/11/20 )
ツイート
PR
関連記事
ブラウザ「MS Edge」にアップデート、脆弱性2件を修正
「MS Edge 131」を公開 - 独自含む脆弱性9件を解消
先週注目された記事(2024年11月17日〜2024年11月23日)
「WinZip」に保護機能バイパスの脆弱性 - 6月の更新で修正済み
書類紛失で社会保険納付記録を確認できず - 督促から判明
電子カルテ事業者がペット飼い主情報を誤アップ - 事故対応で誤送信も
道路台帳付図を個人情報未削除で公開 - 北海道開発局
講座受講者向けの動画URL通知メールで誤送信 - 宮城県総合教育センター
県立高校の生徒の個人情報含むUSBメモリを紛失 - 埼玉県
JPCERT/CC、「ベストレポーター賞 2024」を発表