公開シンポジウム「心理学国家資格「公認心理師」の社会的役割と活動の実際」

 心理学関連専門職の国家資格である公認心理師制度が開始され、概ね6年が経過しました。公認心理師は、保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の主要5分野における活動が行われていますが、各分野における公認心理師の役割や活動の実際については、いまだ国民に十分に周知されているとは言えない状況にあります。
 また、国家資格としての公認心理師資格保有者は、支援方法に関する科学的エビデンスに基づいて、当該の支援がなぜ必要であるのかという説明責任を国民に対して果たす必要がありますが、エビデンスに基づく具体的な社会貢献の体系化に関しては不十分な側面があることは否めません。
 そこで本シンポジウムでは、主要5分野の公認心理師の活動の実際と今後の課題について検討し、本制度と機能のさらなる発展に向けて議論を深めることを目的とします。

イベント概要

開催日時 令和6年(2024年)9月23日(月・祝)13:00-15:30
開催地 パシフィコ横浜会議センター(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
対象 どなたでも参加いただけます
定員 450名
プログラム
司会 佐々木 淳(日本学術会議連携会員、大阪大学大学院人間科学研究科教授)
13:00〜13:10 開会挨拶・趣旨説明
嶋田 洋徳(日本学術会議第一部会員、一般社団法人日本認知・行動療法学会理事、早稲田大学人間科学学術院教授)
13:10〜13:25 ご挨拶・基調講話
前野 良隆(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課公認心理師制度推進室室長補佐)
13:25〜13:35 ご挨拶・講話
丹野 義彦(一般社団法人公認心理師の会理事長、一般社団法人日本認知・行動療法学会前理事)
13:35〜13:45 ご挨拶・講話
信田 さよ子(公益社団法人日本公認心理師協会会長)
13:45〜14:00 報告1 保健医療分野における役割と活動の実際
熊野 宏昭(日本学術会議連携会員、一般社団法人日本認知・行動療法学会前副理事長、早稲田大学人間科学学術院教授)
14:00〜14:15 報告2 福祉分野における役割と活動の実際
金澤 潤一郎(一般社団法人日本認知・行動療法学会理事、同事務局長、北海道医療大学心理科学部准教授)
14:15〜14:25 (休 憩)
14:25〜14:40 報告3 教育分野における役割と活動の実際
戸ヶ﨑 泰子(一般社団法人日本認知・行動療法学会副理事長、宮崎大学大学院教育学研究科教授)
14:40〜14:55 報告4 司法・犯罪分野における役割と活動の実際
紀 惠理子(神奈川大学人間科学部人間科学科特任教授)
14:55〜15:10 報告5 産業・労働分野における役割と活動の実際
田上 明日香(SOMPOヘルスサポート株式会社産業保健メンタルヘルス・コーディネーター)
15:10〜15:30 質疑応答・総括・閉会挨拶
嶋田 洋徳(日本学術会議第一部会員、一般社団法人日本認知・行動療法学会理事、早稲田大学人間科学学術院教授)
15:30       閉会
 申込み 参加費無料・事前申込不要
 問い合わせ 日本認知・行動療法学会第50回記念大会運営事務局(株式会社オフィス・テイクワン)
メールアドレス: jabct2024(a)cs-oto.com ※(a)を@にしてお送りください
備考 主催:日本学術会議心理学・教育学委員会・社会学委員会・法学委員会・臨床医学委員会・健康・生活科学委員会合同心身の健康・適応に対する心理学的支援分科会
共催:一般社団法人日本認知・行動療法学会
後援:厚生労働省、文部科学省、法務省、一般社団法人公認心理師の会、公益社団法人日本公認心理師協会