ありのままの姿が放つ煌めき =Raw Scents of Glimmer をコンセプトに掲げるジュエリーブランドARTIDA OUD(アルティーダ ウード )は、ブランド独自に展開している“I am” Donation® プロジェクトを通じ、寄付金額1,000万円にて、インド・ビハール州に6つの幼稚園教室(図書コーナー、トイレ・手洗い・水飲み施設併設)を建設いたしました。
これにより、2019年から始動した“I am” Donation® プロジェクトは、2022年に建設した6つ幼稚園教室と合わせて、合計12の幼稚園教室を建設しましたことを、ご報告いたします。
子どもたちが自由に夢を描き、未来への可能性をきり拓くことができるように。
幼稚園建設に留まらず、幼稚園教師の技能向上、保護者向けの意識啓発プログラムを通じ、より多くの子どもたちが良質な教育を受けられる持続可能な環境が整うまで、ARTIDA OUDはこれからも、長期的な視点で支援を継続してまいります。
世界中の誰もが自分らしく活躍できる環境が広がっていきますように。
心から願いを込めて──
■ 実施地域
インド北東部・ビハール州
■ 背景
実施国/インド
世界経済フォーラムが公表した世界各国の男女平等の度合いを指数化した「ジェンダー・ギャップ指数2020」によると、インドは153ヵ国中135位。教育に関しては、初等教育から中等教育へと上がるにつれて、男女間の格差が大きくなっている。
子どもたちへの早期教育への投資は、経済的に大きなリターンをもたらすため、特に貧困家庭の子どもにとって重要。
国の早期教育政策 (2013) でも、子どもの発達段階に応じたケアと、貧困家庭の子どもたちに特別な注意を向けることを推奨しているが、実際には幼稚園へのアクセスが不十分なのが現状。
実施地域/ビハール州
ビハール州では、対象年齢の約45%しか幼稚園に通っていない。
課題1:幼稚園教室の数が不足しており、既存の施設も劣悪な状態
課題2:幼稚園教師は十分な訓練を受けていないため、子どもたちに適切な学習指導やケアができない
課題3:親たちが読み書きが十分にできず、子どもの早期教育の必要性を認識していない
このような背景から、子どもたちは十分な準備ができないまま小学校に入学し、学校になじめず授業についていけない状況に陥いる場合が多い。
子どもたちが質の高い早期教育を受けられる幼稚園の整備が必須。
■ プロジェクト概要
■ 完了報告/幼稚園教室の建設 <2023年8月~2024年6月>
対象地域の幼稚園にて、教室・調理場・給水設備・衛生設備の状態を調査。土木技師がニーズを調査し、新しい幼稚園教室の建設、及び必要な改修工事を実施した。
幼稚園教室に、年齢に応じた学習教材を支給。壁には学習用の絵が描かれ、図書コーナーが設置された。
遊具・手洗い用品・水洗式の男女別トイレ・手洗い場・モーター付き給水機、電気が使えるよう工事を実施。地元食材を使った栄養価の高い食事の指導が母親たちにできるよう、幼稚園敷地内に菜園コーナーも設けた。
■ 完了報告/幼稚園教師への教授法研修
幼稚園教師を対象に、教授法研修を実施。
計107人(全員女性)の参加者が、早期教育の重要性・学習教材作りについて学んだ。
■ 完了報告/コミュニティでの意識啓発
幼児教育デー
早期教育の重要性・保護者の大切な役割について意識啓発を推進。
計520人の子ども(内、女の子287人)が、保護者とともに参加した。
保護者との会合
0~6歳児の保護者計217人(内、女性138人)に対し、幼児の発達段階に適した栄養・早期教育に関する情報提供の会合を計13回実施。
成長測定の日
計283人の幼児の成長を継続的に測定。
適切な食事・衛生習慣の重要性を指導。低体重の子どもの家庭には、個別指導を行った。
栄養週間
妊産婦・思春期の女の子を対象とした栄養講習を実施。
妊産婦には、妊娠・授乳中に取るべき栄養、母乳育児の重要性を指導。
思春期の女の子には、貧血予防のために鉄分を豊富に含んだ食物を摂取するよう指導。
講習には、計162人(妊産婦101人、思春期の女の子61人)が参加した。
アンナプラシャン(お食い初め)*
母親とともに子どもの成長を祝った後、授乳の継続・離乳食・衛生習慣について指導。
計233組の母子が参加した。
*生後180日目の子どもがミルク以外の初めての食事を祝う、インドの伝統行事。
自宅学習
保護者向けに、アルファベットや数字などの学習教材の作り方講習を実施。
子どもたちが楽しく学べるよう、家庭に学習スペースを設ける方法や、自習習慣の促進の仕方を指導した。
■ 成果
対象地域の子どもたちが、女の子も男の子も公平に、安全で快適な学習環境のもとでより質の高い早期教育を受け、初等教育へ上がる十分な準備ができるようになった。
またトイレ・手洗い設備が整うことで、衛生環境が改善し、正しい手洗い習慣を身につけたことで子どもたちの感染症予防が期待できる。
保護者や地域住民の、子どもの教育、特に女の子の教育の重要性への認識を高めたことで、ジェンダー平等の促進が期待できる。
■ SDGsへの貢献
本プログラムの実現は、SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)の以下の目標に貢献します。
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