学長からのメッセージ | 札幌保健医療大学

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学長からのメッセージ

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 札幌保健医療大学は、2013年に看護学部看護学科の単科大学として開学しました。その後、2017年の栄養学科の新設に伴い学部名を保健医療学部に改称し、現在に至っています。本学は、12年目を迎えたまだ若い大学ですが、開学以来一貫して「人間力教育を根幹とした医療人の育成」を教育理念に、北海道の保健医療福祉を支える人材の育成に取り組んでいます。昨年度までの卒業生は、看護学科789名、栄養学科126名であり、その多くが看護職、栄養職として地域社会で活躍しています。2023年には念願であった大学院保健医療学研究科を開設し、1学部1研究科の体制となりました。

 看護学と栄養学は人間の健康生活に不可欠の知識・技術を探究する学問であり、本学が育成する専門職は現在の保健医療チームに欠くことのできない、また、これからの社会に一層必要とされる存在です。本学では、これらの専門職が「健康」「生活」「食と栄養」を共通要素とすることを踏まえ、看護学科と栄養学科の連携・合同科目により、職種間の相互理解や協働意識を高める取組みに力を入れています。大学院保健医療学研究科においても、看護学と栄養学の融合をはかるユニークなカリキュラムにより質の高い専門職を輩出します。
 
 各学科のカリキュラムは「人間力」の構成要素である「豊かな感性」「高潔な精神」「確かな知力」「他者との共存」を基軸に編成しており、将来は看護・栄養にかかわる優れた実践者、地域社会への貢献者となることを目指します。両学科の特徴を簡単に紹介しますと、看護学科には札幌市内私立大学のなかで唯一保健師教育課程を設置しており、看護師に加えて保健師の国家試験受験資格を得ることができます。また、看護職への志向性を早期に高めることをねらいに1年前期に早期臨地実習を行うなど、特徴的なカリキュラムを準備しています。栄養学科においては、キャンパスに隣接する大学農場(WILL FARM)での食物の栽培・収穫、加工等をとおして、食と栄養に関する根源的な地点からの学びを深めます。また、管理栄養士としての将来像に即して選択可能な3コース(食育実践、スポーツ栄養、臨床栄養)を設置していることも、本学の大きな特徴です。

 札幌保健医療大学は教職員一丸となって学生の皆さんに伴走し、初志を叶えられるように支援するとともに、有意な人材を育む努力を弛みなく行って参ります。
札幌保健医療大学 学長
大日向 輝美 OHINATA TERUMI