イノベーションを創出するビジネスリーダー養成講座
IBLD (Innovative Business Leader Development Course) は、新しいアウトドアの世界観を創り続けることで世界から注目される株式会社スノーピークによる寄附講座です。
同社の代表取締役社長 山井太氏が特別客員教授としてアハメド シャハリアル学長とともに教鞭をとり、
次世代を牽引するビジネスリーダーを育成します。
特別客員教授
山井 太 氏
株式会社スノーピーク代表取締役社長執行役員
1959年新潟県三条市生まれ。明治大学卒業後、外資系商社勤務を経て1986年、父が創業した現在のスノーピークに入社。
アウトドア用品の開発に着手し、オートキャンプのブランドを築く。毎年30〜60泊をキャンプで過ごすアウトドア愛好家であり、徹底的にユーザーの立場に立った革新的なプロダクツやサービスを提供し続けている。
2014年12月東証マザーズに上場、2015年12月東証一部に市場変更。
学長
アハメド シャハリアル
博士(工学)
1966年バングラデシュ生まれ。専門は応用システム工学。2000年に東京電機大学で博士号を取得。
同大学フロンティアR&Dセンター専任講師を経て、2003年から新潟産業大学助教授。2015年から沖縄科学技術大学院大学のPOCプログラムマネージャ、技術開発イノベーションセンターの技術開発スペシャリストを務めた後、2019年から三条市で大学の設立プロジェクトをリード。2021年4月より現職。
スノーピークが自然志向のライフバリューを基軸としてマーケットに起こしたイノベーションや、様々な局面における経営判断をトップマネジメントとしてどのように行ったかなどを、他ならぬ山井氏から直接学ぶことができる、大変貴重な講座です。
また、本学の学長や他のプロフェッショナル講師からも、未来のビジネスリーダーになるために必要な思考法や組織論、グローバルで活躍するための実践的な英語などの幅広い知識を学びます。
Story of snow peak
「本当に欲しいものを自分でつくる」という志のもと、創業者の山井幸雄氏がオリジナルの登山用品を開発したことでスノーピークの歴史は始まった。燕三条の優れた職人技術を活かし、仮説と検証を徹底的に繰り返して生まれた、使いやすくクオリティの高い登山用品は、次第に山好きの注目を集めていった。その後、現社長である山井太氏はオートキャンプという新たな領域を切り拓く。太氏はアウトドアをライフスタイルととらえ直し、家族の絆を深めるための豊かな時間としてのキャンプを提唱する。父、幸雄氏から受け継いだ「本当に欲しいものを自分でつくる」という信念で、太氏は燕三条の職人技に裏打ちされたラグジュアリーでハイエンドなキャンプギアづくりを開始。今までなかった製品を次々生み出し、日本中に巻き起こったオートキャンプブームを牽引した。
スノーピークは自らの使命を、人間性の回復という言葉で表現し、「人生に、野遊びを。」のスローガンを掲げて社会進化の加速や複雑化にともない失われてゆく人々の人間性を回復してきた。さらにこれからは、衣食住働遊という人生すべての領域で目の前に立ちはだかる社会課題の解決に挑みながら、自然と人、人と人をつなぎ、地球上のすべての人の人生価値=ライフバリューを向上させる存在をめざす。