知らないうちに受けている影響、自分で選ぶ価値観 - 役に立つかは別として

役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

知らないうちに受けている影響、自分で選ぶ価値観

今朝、これを読んだ。

dcdemorouhi.hatenablog.com

あたしも独り身でずっとアメリカに住んでたから「アメリカは個人主義だけど、一方で強固なカップル文化/パートナー文化が存在する」とか「独りで居づらい」とか、共感できる部分もたくさんあった。

だけど、パートナーハラスメントとかラブハラスメントを感じるっていう点でへぇ~と思った。

そんなふうに受け取るのか、と。

 

個人的には、そういうふうに感じたことは25年間で一度もなかったなぁ。

ここでもちょっと書いたけど、パートナーがいる方がすべての面で有利、パートナーがいないとそれだけでハンデ、というのは何度も何度も感じた。

だけど、それはあくまでも「家事を分担できて、生活費も折半できたらずっと効率的だよね」みたいな話であって、パートナーがいないこと自体を問題にする話じゃない。

アメリカ人にとって「結婚してるの?パートナーいるの?」みたいな質問は単なる事実確認でしかないから、一旦事実が判明したあとに「あんた、結婚した方がいいんじゃないの?」みたいなことを言ったりしない。少なくともあたしは言われたことがない。 

「結婚しているの?」「パートナーはいるの?」と訊かれて「いない」と答えると、120%「お気の毒に……」という様子を見せられる。

そういうリアクションはされるかもしれないけど、 この裏にあるのは「そっか……早く誰か現れるといいね」くらいの感情で、「うわー、可哀想」っていう感情はないと思う。

アメリカ人って本当に個人主義だからね、こういうことに関しては「本人がいいんならそれでいいんじゃない?」としか思わない。断言しとく。

 

「パートナーがいたほうがいい」とか「Loveのある人生じゃないと」みたいなコメントは確かにするかもしれないけど、これもあくまで本人が自分の意見として言ってるだけだと思う。「あんたもパートナー見つけないとダメだよ」というニュアンスではないはず。

 

この記事を書いた人は、きっと日本で散々結婚ハラスメントを受けたんだろうと思う。だからアメリカに行ってもこういう受け取り方になったんじゃないか。

一方あたしは、たまたま結婚ハラスメント受けるような年齢になる前にアメリカに行ったから、同じような経験をしてもハラスメントと感じず、そのまま受け止めることができたんじゃないか。

 

あと、アメリカ人が「パートナーがいたほうがいい」と意見することに対して、日本の離婚率が33%でアメリカの離婚率は50%を超えていることを踏まえて「半分以上の人が失敗してるのになぜそれを薦めるの?」と反論しているっていうのも、へぇ~と思った。

えー、「結婚したら一生連れ添わなくちゃいけない、離婚は失敗」っていうのが大前提なんだ~、みたいな。

あたしは、人として成長していくうえで、お互いが一緒にいてもお互いのためにならなくなったら、軌道を修正して残りの人生を有意義に過ごすべきだと思う。だから結婚しても一生連れ添うことは必須じゃないし、離婚は「失敗」じゃない、という意見。

だいたい、一生パートナーでいるためにはお互いが努力しなくちゃダメで、自分の努力は自分でどうにかできるけど、相手の努力は自分ではどうにもできないんだから、相手が努力を放棄した時点で自分の失敗になるのはおかしい。

アメリカ人も合理的だからそう考えてる人が多いはず。

 

で、今日は一体何が言いたいのかと言うと、人は自分で思っている以上に、今まで生きてきた環境とか社会の価値観に影響を受けてる、ということ。

そのせいで、同じ物事を見ていても受け取り方が全然違ってしまう、ということ。

 

人は知らず知らずのうちに周りから影響を受けているわけだけど、世の中には影響を受けないようにした方がいい価値観がたくさんあると思う。

押し付けられただけで意味がない価値観は捨てて、自分の人生に有益なものだけ拾っていきたい。

 

 

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