高架鉄道から眺めるマイアミ - 役に立つかは別として

役に立つかは別として

頭の中にあるゴチャゴチャを出しとけばスッキリするかも

高架鉄道から眺めるマイアミ

これの続き。

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ブライトラインに乗ってマイアミのダウンタウンに行き、マイアミ内はメトロレイルとメトロムーバーに乗ったという話。メトロレイルはダウンタウンから空港や南マイアミにアクセスできる電車で、メトロムーバーはダウンタウン内を周回するモノレール。

関係図はこんな感じ↓ ちなみに、左の図にある黄色の細い線がブライトライン。

空港や南マイアミにアクセスできるメトロレイル(左図)と
ダウンタウンを周回するメトロムーバー(右図)

メトロレイルもメトロムーバーも、あたしがマイアミに住んでた頃からあったんだけど、使い勝手が良くないし、ダウンタウンもどちらかと言うとビジネス街で街歩きをわざわざするようなところでもなかったから、あたしは乗ったことが一度もなかった。

でも、どちらも高架線*1なんだよね。だから高層ビルの谷間の視界が狭い場所を車で走ってる時、頭上にメトロレイルやメトロムーバーが見えると、あそこからの景色はもう少しいいんだろうなぁとよく思っていた。

そして、今回実際に乗ってみたら、想像以上だった。

メトロムーバーのRiverwalk駅から西を見た景色
向こうを走ってるのはメトロレイル

これはRiverwalk駅から北をみた景色

ピンボケしてるけど、メトロムーバーからはマイアミビーチ方面も見える

やっぱりビルの3~5階まで目線が上がると景色が全然違う。そして予想外に綺麗。水と緑とビルと南国の青空がなんともマッチしていた。

高層ビルには全体が美しく見える距離感っていうのがあると思う。そして大抵それはドローンとかじゃないと行けない距離だったりする。でもメトロムーバーはそういう距離感でビルを眺められる地点がたくさんあった。

ビルにすごく近い区間もあった。近すぎて写真では見ているものが収められないくらいだったから1枚も撮ってないんだけど、それはそれでなかなか面白かった。ビルの谷間すぎて下を行き交う人や車からは見えないビルの壁画やデザインもあったりして、テーマパークの乗り物みたいじゃん!と思ったくらい。

メトロムーバーの外見と内部

ちなみにメトロムーバーは全部無料。ただ、座席が両端に2つずつあるだけの立ち乗り車両だから、ずーっと乗ってるのはしんどい。笑

一方、メトロレイルはこんな感じ。

わりと普通なメトロレイル

駅のホームもわりと普通

料金は1回乗車2.25ドルとかだったと思うけど、1日の上限が6.65ドルで、同じクレカでタッチして入場していれば合計が6.65ドルを超えない仕組み。メトロバスというバスも同じ料金系だから、例えば電車からバスに乗り換えても1回2.25ドル*2

電車自体はまあ普通。でも、今回乗ってみて気づいたのは、ダウンタウンの高層ビル密集地域を出てからもずーっと高架線のままということだった。

そもそも、アメリカは鉄道が少ないだけでなく、高架線になってるところがほとんどない*3…と思う。土地に困ってないから、何かを跨ぐ時以外にそんなことをする必要がないんだと思う。ビルが密集していないダウンタウンの外となればなおさら。だから、なんでメトロレイルがずーっと高架線なのかは正直よくわからない。単に高度を徐々に変えていくのが面倒だったのかもしれない。

でもなんにせよ、このおかげで、アメリカの郊外を結構な高さから眺めるという、おそらくアメリカでは滅多にできない体験ができた。残念ながら写真は1枚もないんだけど。

そう言えば、ダウンタウンの一画で巨大なアーチをいくつも建設してる様子がメトロムーバーから見えたんだけど、友達に聞いたらこういう画像が送られてきた。

現在建設中の公園なんだそう

どうやら巨大再開発が行われているらしい。これも上から眺められるようになるなんて、まさにテーマパークの乗り物ではないか。笑

 

 

*1:南フロリダはもともと湿地帯だし、ハリケーンもしょっちゅう通るから、地下鉄より高架鉄道の方が理にかなっている。

*2:ただし時間制限はあるし、一方向でないとダメなので、往復する場合は2回にカウントされる。

*3:パッと思い浮かぶのはシカゴくらい?