出典:https://www.tagheuer.com/jp/ja/
スイスの老舗時計ブランド「タグホイヤー」から、革新的な2020年新作が発表されています!
バーゼルワールド2020は新型コロナウイルスで延期(実質2020年の開催中止)となったものの、実はタグホイヤーはLVMHグループの一員として、ウブロやゼニスなどとともに年明けに新作見本市を堂々行っておりました。
しかしながら一本のみの新作公開に留め、「残りは3月」と焦らしたタグホイヤー。
そのベールが今、解き放たれようとしています。
この記事では、タグホイヤーの2020年新作モデルをご紹介いたします!
目次
タグホイヤー2020年新作 カレラ ホイヤー02搭載 スポーツクロノグラフ
出典:https://twitter.com/TAGHeuer/
スペック
外装
ケースサイズ: | 直径44mm |
素材: | ステンレススティール |
文字盤: | 黒,青,緑 |
ムーブメント
駆動方式: | 自動巻き |
ムーブメント: | ホイヤー02 |
パワーリザーブ: | 約80時間 |
機能
防水: | 100m |
定価: | 676,500円または775,500円(全て税込) |
販売: | 2020年7月~ |
あらゆる社会情勢が絡み合って公開延期となっていた2020年新作が、じょじょにベールを脱いでおります。
そんな2020年新作群を代表するであろう、カレラ ホイヤー02搭載モデルが登場しています!タグホイヤー創業160周年として、満を持してローンチされました。
カレラは現在、タグホイヤーの一番人気。そして、搭載するムーブメントもタグホイヤーの中で最もバリエーションに富んでおり、シンプル汎用機のキャリバー5から汎用クロノグラフのキャリバー16,2010年に念願の自社製ムーブメントとして誕生した1887,その後のホイヤー01,トゥールビヨンのホイヤー02T,そしてホイヤー02と様々なモデルが市場を席捲しています。
一方、これまでカレラの自社製ムーブメント搭載機は、かつての1887とヘリテージシリーズを除き、スケルトン文字盤が採用されてきました。
しかしながら160周年を迎える今年2020年、同社が「新たなるフラグシップ」として打ち出したのは、定番を決して崩さない、シンプルかつスポーティーな四種のモデルです。
出典:https://twitter.com/TAGHeuer/
ブラックまたはブルー,グリーンの文字盤に、横目クロノグラフとなっております。
後述しますが創業160周年の限定エディションとして、1963年に発表された初代カレラのリバイバルモデルが先日発表されていたのですが、そちらは横目。ホイヤー01は縦目でしたので、より初代に近づいた印象がありますね。
とは言え、上記リバイバルモデルはケース直径39mm。そして既存のホイヤー02搭載カレラは45mmまたは43mmがラインナップされてきましたが、昨今のヴィンテージブームと併せて小径ケースブームがきているため、今回の新作も40mmアンダーのケースでリリースされているのかな?と初見では思いました。
しかしながら蓋を開けてみれば、44mm。タグホイヤーは今回の「新たなるフラグシップ」を、あくまでモダン・スポーティーに位置づけにしたようです。
出典:https://twitter.com/TAGHeuer/
もっとも、2019年まではタグホイヤーの自社製ムーブメントの代表であったホイヤー01よりも、ホイヤー02は若干スリムになっていること。加えて当新作ではラグが小さめになっていることから、コンパクトな印象が強いことも事実です。
従来のカレラ通りのつや消し・ポリッシュ仕上げが融合されたケースも踏襲されているようで、カレラらしい美しいフォルムは健在なのでしょう。
出典:https://www.tagheuer.com/jp/ja/
ちなみに特筆すべき点として、タグホイヤー初となるローズゴールドをあしらったモデルが一緒にローンチされたことが挙げられます。
針・インデックス・プッシャー・セラミックベゼルタキメーターメモリの印字等にローズゴールドが使用され、華やかな印象となりました。こちらはアリゲーターストラップが付属し、他の三機種はメタルブレスレット仕様となっております。
出典:https://www.tagheuer.com/jp/ja/
裏蓋はシースルーとなったことで、ホイヤー02の動きを鑑賞することが可能です。
定価はSSモデルが税込676,500円,ローズゴールドをあしらったラグジュアリーモデルが775,500円。
新作であること、加えて自社製ムーブメントを搭載させていることから同社の中では高価格帯に位置しますが、従来のホイヤー02搭載カレラのプライスレンジも60万円台~でしたので、高すぎるということはないでしょう。
なお、同製品は今月から既に販売が開始されております。
タグホイヤー2020年新作 コネクテッド
出典:https://www.tagheuer.com/jp/ja/smartwatches/collection-connected.html
近年、多くの伝統的な時計ブランドにとって、スマートウォッチ(コネクテッドウォッチ)の存在は無視できません。
各社様々な対応を迫られています。
あるブランドはあくまで機械式時計を訴求する。H.モーザーなどが、「一見スマートウォッチに見える」1000万円超えの機械式時計を先年発表いたしました。
またあるブランドはスマートウォッチ事業に参画します。ウブロやブライトリング、セイコーなどが挙げられますね。
タグホイヤーもまた、スマートウォッチ事業に繰り出した一社です。
むしろタグホイヤーが先陣を切ることとなりました。
さらに言うと、タグホイヤーこそが「機械式時計の良いところ」と「スマートウォッチの良いところ」を折衷させた最初の企業です。
「折衷」の詳細は後述するとして、そんな時計業界にもスマートウォッチ業界にも一石を投じることとなったタグホイヤー コネクテッドの、2020年新作が発表されています!
しかも、悲願の心拍数モニター搭載で!!!
出典:https://www.tagheuer.com/jp/ja/smartwatches/collection-connected.html
タグホイヤー コネクテッドは、2015年にGoogleと協業のもと同社からローンチされたスマートウォッチとなります。
なぜ先程「折衷」という表現をしたかと言うと、見た目はタグホイヤーのロングセラー・機械式時計コレクションである「カレラ」であったため。
アップルウォッチなどを見ると、伝統的な機械式時計とは全く異なるデザインをしていることがわかりますね。The デジタルデバイスとでも言いましょうか。
このデザインは、実は昔ながらの時計好きからの賛否両論があったことは事実です。曰く、「高級時計とは全く異なる」と―。
しかしながらタグホイヤーのコネクテッドの外装はあくまで「カレラ」。
そのためオーセンティックなデザインであることはもちろん、外装の仕上げや切削などは高級時計そのもの。
加えて、正式名称は「コネクテッド モジュラー」として打ち出したのですが、文字盤やラグ、ベルトにバックルなど時計に付随しているコンポーネントを外したり組み込んだりと、交換可能―つまりモジュール化させたことが特徴であり、何よりの魅力です。
そのコンポーネントの中には機械式時計も含んでいることがミソ。加えてスマートウォッチを始めとしてデジタルデバイスはどうしても「バッテリー寿命」と切っても切れない関係にありますが、二年後に従来のカレラ キャリバー5搭載機と交換可能というオプションを設けたことで、スマートウォッチも機械式時計も味わえるという夢のデバイスを作り上げることとなったのです。
もちろん高級時計としてだけではなく、スマートウォッチとしても優秀です。
前述の通りGoogleと共同開発しているため、Google Wear OSを搭載。スマートフォンとの連動はもちろんのこと、GPS機能やオサイフケータイなどに用いられるNFCセンサ(使える地域には限りあり)やBluetoothによって、非常にユーザビリティの高い逸品として売り出されてきました。
しかしながら惜しむらくは、Applewatchなどではお馴染みとなった「心拍数モニター」がなかったこと!
今や心拍数を計測し、健康管理やスポーツサポートをすることは当たり前の時代です。
そのため、2020年新作として発表されたこの度の最新世代(タグホイヤーとしては、第三世代)のモデルで心拍数モニターが搭載されたことで、よりタグホイヤー コネクテッドの使いようが昇華されることとなったのです!
出典:https://www.tagheuer.com/jp/ja/smartwatches/collection-connected.html
心拍数モニターによってできることは、今更説明の必要はないかもしれませんが、一つにはGPSと連動させたスポーツトラッキングが挙げられますね。
トラッキングとは簡単に言うと追跡技術のことで、無線を用いてスポーツプレイヤーの動作を追跡・記録・分析できる機能を意味します。ちなみにカロリー追跡にも必須機能となります。
さらに、タグホイヤーは時計メーカーでありながらも、アプリを上手に活かしてコネクテッドの汎用性をより高めていることでも非常に稀有な存在です。
タグホイヤーがコネクテッドのために開発したモバイルコンパニオンアプリを用いてトラッキングをさらに細かく分析したり、測定値をリアルタイムで確認したり、新たな文字盤を追加したり・・・さらにはゴルフ専用のアプリで(こちらは2019年新作のために開発されたシステムですが)コース分析や全ホールのマッピング、スコア管理などを行えるとか。
こういったスポーツモデルはえてしてターゲットがニッチになりがちですが、アプリによって「モジュール的」にユーザーに合った一本にカスタマイズしていけるのが嬉しいですね。
なお、Apple healthやGoogle Fitなどと言った、健康管理アプリと同期させることもできます。
また、ケース9時側にマイクを搭載し、Google AssistantとGoogle Translate(翻訳機能)を使えるように。
もちろん従来のようにGoogle Payやミュージックプレイヤー、天気やGoogle mapなども健在です。
出典:https://www.tagheuer.com/jp/ja/smartwatches/collection-connected.html
さらにさらに、ここがそんじょそこらの家電メーカーなどにはできないところなのですが、スポーツウォッチの名にふさわしく50m防水が約束されていること!タグホイヤーのデジタルマネージャーに当たるフレデリック・アルノー氏曰く、水泳もOKとか。
外装面に目を向けてみても、カレラそのものであることがおわかり頂けるでしょう。
ケースは45mmと比較的ダイナミックながら、前述の通りタグホイヤーが得意とする仕上げ・切削技術が十二分に用いられており、高級感も十二分。
ステンレススティールまたはチタン製がラインナップされていますが、そのいずれもタグホイヤーではきわめて人気の高い素材となっております。
※既存の機械式ホイヤー02搭載カレラ
もう一点、これまでのコネクテッドと大きく異なるのが、新たにホイヤー02またはホイヤー01のダイアルコードを使用できること!
ホイヤー01搭載カレラは2014年にリリースされたマニュファクチュールムーブメントで、裏蓋のみならず文字盤側もスケルトナイズしたことで時計界に大きな話題を呼んだモデルです。
以後、タグホイヤーの自社製ムーブメントは、このデザインコードを踏襲することとなりました。
なぜ話題かと言うと、表裏からクロノグラフ機構を鑑賞できるため。
裏蓋がシースルーとなったモデルは当時から少なくなかったですが、よもや文字盤側からも鑑賞できるとは誰も思わなかったでしょう。
タグホイヤー自身も「鑑賞するためのムーブメント」を意識した意匠を心がけます。やや黒みがかった仕上げがブラックセラミックベゼルとよくなじんでおり、機械好きもデザイン重視派も満足いくモデルとして同社のフラグシップとして君臨してきました。
そんなホイヤー01(2018年からはホイヤー02を製造開始)が、コネクテッドでも楽しめることとなりました。
しかも、まだ実機を見てはいませんがメーカーホームページを見てみると、カレンダーやブリッジなどがよく再現されているように思えます。
とりわけホイヤー01は機械式時計の方では生産終了してしまったため、昔ながらのタグホイヤーファンには嬉しいポイントと言えるのではないでしょうか。
2020年新作タグホイヤー コネクテッドの定価は214,500円~。
既に2020年3月13日から販売開始されており、さっそく巷間の話題となっているようです。
なお、磁気バッテリー充電器と特注のトラベルポーチが付属するとのことです。
スペック
ケースサイズ:直径45mm
素材:ステンレススティールまたはチタン
ベルト:メタル,ラバー,レザー
搭載OS:Google Wear OS
チップセット:Qualcomm Snapdragon Wear3100
バッテリー:430mAh(標準モードで約20時間、他機能使用で約6時間)
防水性:50m
定価:214,500円~(モデルによる)
発売時期:2020年3月13日~
タグホイヤー2020年新作 カレラ 160周年 シルバー リミテッドエディション
出典:https://monochrome-watches.com/tag-heuer-carrera-160-years-silver-limited-edition-cbk221b-review-price/
記念すべき心拍数モニター搭載のコネクテッドを先にご紹介致しましたが、実はタグホイヤーにとって2020年は160周年!
そのため機械式時計でも、記念すべき逸品がリリースされています。
フラグシップである「カレラ」より、シルバー文字盤が美しいリミテッドエディションです!!
タグホイヤーは1860年、スイス サンティミエに誕生しました。
創業者はエドワード・ホイヤー氏。
当時はまだタグ社とは合弁しておらず、ホイヤーの名をそのままブランド名とし、実用的で信頼性の高い機械式時計を連綿と製造し続けてきました。
今でこそタグホイヤーは「とにかくかっこいいレーシーなデザイン」がイメージとして強いかもしれませんが、これはクロノグラフと同社が密接に関わってきたため。
と言うのも、1880年代、スポーツ競技の普及に伴って、創業者のエドワード・ホイヤー氏はクロノグラフ生産に力を入れるようになったのです。
とりわけ1887年の振動ピニオンの開発―プッシャーによってクロノグラフのスタート・ストップ制御を行う機能で特許取得を果たしたこと。そして1916年の1/100秒計測が可能となったマイクロノグラフを開発したことで、「クロノグラフを完成させた」ブランドとして君臨していくこととなります。
さらに時代が下って1969年、F1世界選手権の大御所「モナコグランプリ」をフィーチャーして世界初の角型防水クロノグラフ「モナコ」をリリース。
その他オータヴィアや前述のカレラ、モンツァなど、タグホイヤーの名作クロノグラフを挙げると、枚挙に暇がありません。
1985年、サウジアラビアの投資会社TAGに買収されタグホイヤーに名前を変えてもこのDNAは受け継がれ、レーシーでかっこいい、かつスポーツカーのようにハイスペックで、にもかかわらず比較的リーズナブルな価格帯を実現。
世界屈指の人気ブランドへと上り詰めていくこととなりました。
出典:https://www.instagram.com/tagheuer/
そんな160年の華麗なる歴史、そしてその中で培ってきた理念―プレッシャーに負けるな、テクニックアバンギャルド(TAGはこの略称)、最高のパフォーマンスの一つ上へなど―は、カレラに詰め込まれることとなりました。
冒頭でご紹介したLVMHグループの新作見本市―Dubai Watch Week 2020―で紹介されていたため厳密には最新作ではありませんが、2020年発表モデルを語るうえでは欠かせないモデルと言っていいでしょう。
何度かご紹介しているカレラは同社の代表的なモデルですが、四代目ジャック・ホイヤー氏によって創造された歴史があります。
実は初代エドワード・ホイヤー氏も、ただスポーツ産業をブランド戦略の足掛かりと見なしていたのではなく、無類のスポーツファンでした。そんな血を受け継いだか、ジャック・ホイヤー氏もスポーツ競技に並々ならぬ情熱を注いでおり、その人生の中で「カレラ・パンアメリカーナ」を知ります。
これは当時世界で最も危険なロードレースの一つと言われており、かつカレラがスペイン語で「情熱」「レース」を意味することにいたく感動したジャック・ホイヤー氏が、その名にちなんだクロノグラフモデルを産み出したことが始まりです。
1963年のことでした。
このカレラ黎明期に誕生した美しきシルバー文字盤を持つ2447Sをリバイバルしたのが、この度の2020年新作カレラとなります(ちなみに同時にリリースされた2447Nは黒文字盤)。
なお、2447系を初代とする意見もありますが、実はその少し前にリリースされたイエローゴールド性の2456Sがファーストモデルとなります。
当時の2447S(画像出典:https://monochrome-watches.com/tag-heuer-carrera-160-years-silver-limited-edition-cbk221b-review-price/)
近年、多くのブランドは1960年代~1970年代に製造されたクロノグラフモデルのリバイバルに余念がありません。
なぜなら、この古き時代のクロノグラフの完成度が高いため。
その礎の一つを築いたのが、カレラではなかったでしょうか。
事実、オリジナルを踏襲したシンプルでスッキリとした文字盤、39mmという大きすぎないケース(オリジナルは36mmでしたが)、プレキシガラスの代わりに採用されたドーム型サファイアクリスタル、そして上品なラグやプッシャーは、ヴィンテージ特有の味わい深さがありますね。
ゴリゴリのスポーツウォッチとはまた違った、大人のスポーツウォッチといった様相です。
出典:https://www.instagram.com/tagheuer/
もちろん古臭いだけで終わらないのが、「テクニック・アヴァンギャルド」なタグホイヤーです。
シルバーダイアルにはサンバースト仕上げを施し、高級感をフィーチャー。インダイアルも段差をつけ、ギョーシェを新たに仕上げることで、現代風にリファインされることとなりました。
ただ、最大のアヴァンギャルドは、ムーブメントにあります。
と言うのも、最新のマニュファクチュールムーブメントである。ホイヤー02を搭載しているのです。
ホイヤー02はホイヤー01の後継機で、カレラに搭載される時は文字盤がスケルトナイズされることが通例でしたが(コネクテッドのところでもご説明しましたね)、外装はオリジナルカレラ2447Sが優先されています。
なお、オリジナルはバルジュー72を用いていたため、6時位置にあった12時間積算計が9時位置に、スモールセコンドが9時位置から6時位置に変更されていますね。
裏蓋からは特別仕様のローターが顔を覗かせており、ここはモダンな印象となります。
出典:https://www.instagram.com/tagheuer/
余談にはなりますが、実はカレラは誕生からしばらくは今ほどの定番にはなりませんでした。
むしろ変わり種といった立ち位置で、1970年代などはムーブメントや文字盤のみならず、ケースなどにもいくつかのバリエーションがあり、カレラとして確立されたデザインコードは少なかったかもしれません。
しかしながら1996年、今回の新作のように、オリジナルカレラがリバイバルされます。
さらに2004年にブラックタキメーターベゼルを搭載させた、レーシーでかっこいい新型クロノグラフが出たこと。このプロモーションを俳優のブラッド・ピット氏が担ったことなどから一躍大人気モデルに。
この頃にLVMHグループに参画したためブランドの方向性が変わった、という見方もできますが、ようやく創業家が愛したカレラが市場に認められたきっかけと言えるでしょう。
そんな歴史ある160周年記念カレラは限定1,860本生産。
日本での予価などは決まっていないようですが、名機であることは容易に想像できます。
またカレラ人気を一段押し上げる存在となることでしょう。
スペック
型番:CBK221B.FC6479
ケースサイズ:直径39mm×厚さ14mm
素材:ステンレススティール
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:ホイヤー02
発売予定:2020年6月~
予価:6,450ドル
タグホイヤー2020年新作 フォーミュラ1 アストンマーティン レッドブル レーシング
出典:https://www.watchtime.com/wristwatch-industry-news/watches/tag-heuer-partners-with-aston-martin-red-bull-racing-for-commemorative-formula-1-watch/
こちらも2020年2月発表とはなりますが、フォーミュラ1のアストンマーティンのスペシャルモデルがリリースされています!
前述の通りタグホイヤーはレーシーなモデルが非常に多くなりますが、F1チームやレーシングドライバーのスポンサードを積極的に行っている、という理由が一つ挙げられます。
実際、カレラと並んで高い人気を誇る「フォーミュラ1」シリーズは、マクラーレンチームのトリビュートとして1986年に誕生しました。
マクラーレンとのスポンサー契約は2003年までとなりますが、その後2016年にレッドブル・レーシングと新たに契約締結を果たします。さらにレッドブルと母国を同じくするイギリスの車メーカー「アストンマーティン」がタイトル契約していることから、「アストンマーティン レッドブル」のためのコラボレーションモデルを2020年の今年打ち出すこととなりました。
ちなみにこのコラボは第二段となります。
出典:https://www.watchtime.com/wristwatch-industry-news/watches/tag-heuer-partners-with-aston-martin-red-bull-racing-for-commemorative-formula-1-watch/
2020年1月、スペインのバルセロナでフォーミュラ用に設計された「RB16」の車体をイメージしており、レーシーながらカラフルで存在感は抜群です。
しかしながらタキメーターがプリントされたベゼルおよび文字盤カラーは深みのあるブルーが基調となっており、悪目立ちするといった感じはありません。
扱いやすいクォーツムーブメントを搭載しているため、1,700ドル(日本定価は未発表)と比較的リーズナブルなのが嬉しいところですね。
タグホイヤーのスペシャルコラボモデルは当店でも非常に人気が高いため、こちらも間違いなく主力商品となるでしょう。
まとめ
タグホイヤーの、2020年新作モデルをご紹介いたしました!
主力のカレラの他、念願の心拍数モニターが搭載されたコネクテッドやファッショナブルなフォーミュラ1と、年明け早々勢いを感じるモデルではないでしょうか。
しかしながら、本来タグホイヤーはバーゼルワールドにも出展予定でした。
そのため、まだまだ2020年の隠し玉を持っているのでしょう。
詳報が入り次第、おってご報告いたします!
なお、バーゼルワールドは2020年の開催見送りとなりましたが、当店では随時ブランドの新作をお伝えしていきたいと思います!
速報ページはこちら
今年は同時期に同じく高級時計の見本市である『WATCHES&WONDERS(旧SIHH)』も開催されます。同じくGINZA RASINのスタッフが現地速報致します!
当記事の監修者
新美貴之(にいみ たかゆき)
(一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
高級時計専門店GINZA RASIN 店舗営業部 部長
1975年生まれ 愛知県出身。
大学卒業後、時計専門店に入社。ロレックス専門店にて販売、仕入れに携わる。 その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験。
時計業界歴24年