パネライはフィレンツェでスイス時計の代理店を経営。
そのパネライ家に、イタリア海軍から潜水特殊部隊用の軍用ダイバーズウォッチの製造を依頼された事が、時計製造ブランドとしての始まり。パネライは長らく、イタリアやエジプトなどの軍に納入する時計を専門に製造を行うなど軍需製品を取り扱ってきたが、東西冷戦後の1993年頃には経営不振に陥ったことで、一般市場へ向けた時計の製造や販売も開始。
すると時代のニーズもあり、大きくて厚いデカ厚ウォッチの先駆ブランドとして、瞬く間にトップブランドの仲間入りを果たす。

パネライの歴史

・1860年　ジョヴァンニ・パネライが時計店を開く
・1935年　オフィチーネ・パネライはイタリア海軍との協力により精密な懐中ストップウォッチを製作
・1938年　世界初の軍用ダイバーズウォッチを開発
・1938年　ロレックス製ムーヴメントを使用し、ワイヤーループ式のベルトタッチメントとねじ込み式リューズうを備えたラジオミール47mmを開発
・1943年　「マーレ　ノストゥルム　クロノグラフ」開発
・1956年　エジプト海軍の要請により「ラジオミール」を開発。
・1980年　1000m防水のダイバーズウォッチのプロトタイプを開発
・1993年　パネライ初の民間向けモデル”ルミノールマリーナ””マーレノストゥルム”を発表
・1997年　リシュモングループの前身、ヴァンドームグループ傘下に入る
・2004年　「ルミノール・サブマーシブル2500M」が「2004年ジュネーブ時計グランプリ」でスポーツウォッチ部門最優秀賞を受賞
・2005年　自社開発キャリバーP.2002を発表。
・2006年　「ルミノール1950 8daysGMT」を発表。